ジャズを始めて5年くらい経ったのだけれど、
私にとっては、辛いことばかりだった。

クラシックからジャズにいくのってこんなに辛いの?
すっごい屈辱的。みじめ。恥ずかしい。
そんな事の連続だった。

なぜか?
だってクラシックの時は、バリバリ難しい曲を弾いて、仕上げてある状態で人に聞いてもらう事が当たり前だったから。
ジャズは、その場で出来ることしかできないし、即興演奏というのはその瞬間の自分を出す音楽だと教わった。
だから、事前にがっちり決めたものを出すわけじゃなく、その時の弾けるものしか弾けないのです。

ほほう、、わかった、じゃあやってみる。その時出来ることだけね。ああこれしかできなかった、でもまいいか、これが今の自分だもんね。

と、こんな風にすんなりいけないのが私という人間でした。はい、自分不器用っす。
まず、あれだけ難しい曲クラシックで弾いていたのに、ジャズになると全然弾けない!!くやしいし、辛すぎる。まるで違う楽器のように感じた。そして人前でそれを出すことの罪悪感、羞恥心、敗北感、みじめな気持ち、、。こううゆうものが、いつもぐるぐるめぐっていました。
クラシックはできたものをただ弾くだけだろ?と言う人がたまにいるのだけど、全然違くて、かいてあるものをいかに弾き込んで、自分のものにして、自分はどう表現するかを作曲家の指示や時代背景とともに吟味し、考えなくても体で表現できるまで向き合い弾き込んでいくものだと、認識しています。

まあ、だから音を出す時の感覚が、まーじーで違います。

始めた頃から比べれば、ジャズを弾く時に、今の自分はこれ。以上マル。とだいぶできるようになりました。
そして日々の練習あるのみです。気持ちを長く大きくもって、いくしかないようです。

ジャズもクラシックもまだまだですが、両方大好きなんです。両方私は弾いていきたい。
日々、もがいて向き合って精進するのみだなあと思っています。

そんな私ですが、ジャズを始めてすごく良かったことがあります。それは、どんな自分も受け入れられるようになってきた事です。
今までは、バリバリ弾ける自分しか認めてなかったのですが、今は、弾けない自分も、ださい演奏した自分も、かっこわるいじぶんも、全部受け入れ始めています。これは、私にとって、かなり大きな事でした。あの時、ジャズを始めるって決めてよかったと思っています。でも、だからといってあきらめてもいないし、叶える夢も沢山あるし、何も変わっていないのですが、、しかし何かが大きく変わったのだなと実感しています。

もっともっと夢中になるぞ~~。Big Time!!!!





via Mariko Miyata Piano教室
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