柔らかい バラのような人だと | 國府田マリ子official blog 「天晴!日替わり定食」 Powered by Ameba

柔らかい バラのような人だと

訃報が飛び込んできて



しょんぼりしている




お引っ越しされる前は

めちゃくちゃご近所さんで




行きつけのパン屋さんや

公園で

ばったりお会いして




ごちゃや

お嬢やふぁいんを



かわいいわね。かわいいわね。



ってめちゃくちゃ可愛がってくれた




新人の頃

初めて現場でお会いしたとき




柔らかい

バラのような人だと思った



白くて甘くて、

紫がかったピンクベージュの

バラのような人だと思った





彼女の代表作は

今は、バトンが受け継がれて



別の方が演じられているけど





子供の頃

胸をドキドキさせながら

テレビ画面を見つめていた



その時の気持ちは今も忘れてない




現場での厳しい姿も

現場での優しい姿も




ご近所で会ったときの

その笑顔も、その姿も



その声も。





今頃


天国で

ごちゃをみつけて

ふぁいんをみつけて




まぁ

なんて、かわいいの



かわいいわね。かわいいわね。



って



撫でてくれてるかな






ただただ





ありがとうございました





そう伝えたい






お引っ越しされるときに



今度娘と一緒に住むの

娘が呼んでくれたの





そう言って


新しい住所を書いた

紙を渡してくれたのだけど





その年のスケジュール帳に挟んだままだ






素晴らしい時代と時間を



ありがとうございました。




凛として

華やかな世界がお好きだった

宝塚の若い皆さんをめちゃくちゃ可愛がって

関西に住んでらっしゃる時は

よく若い方たちをご自宅に招いてたのよ


そう言って、嬉しそうにお話しされてた







きっと、天国に行っても



大好きなところ

大好きな人

大好きな場所を



華やかに飛び回っているに違いない







私は風邪をひいて、今

お部屋の障子を眺めている



障子の向こうの明るいお空から




あらやだわ

まりこちゃん、風邪ひいたの?




早く治しなさい







そう言ってくれてる気がします








大好きです

とても尊敬しています

ありがとうございました。