怖かったこと | 國府田マリ子official blog 「天晴!日替わり定食」 Powered by Ameba

怖かったこと

そういえば


小田原は漁港があるので


とてもおいしいお魚がたくさん!



おばあちゃんは

小田原から家に来るときに



時々おいしいお魚も持ってきてくれた




ある時


すごい大きな立派な桜いろの鯛を

持ってきてくれて。





マリ子、おいで。



新聞紙と鯛と包丁を持ってお庭に。



その頃の宮代の実家は

イチジクや柿やたくさんの果樹や

お花があった。





外の水道に

ざっと、新聞紙を広げ


おもむろに



がっ!がっ!がっ!がっ!



って




タイのウロコを研ぎ始めた







うわっ


って

子供の頃の私はちょっと引いた。




それでも

飛び散る鱗が綺麗だった




おばあちゃんは、あっという間に

鯛を開いて

内臓をきれいにして鯛のお腹を洗ってた



そして

内臓や鱗をくるくると

持ってきた新聞紙にそのまま包んで

庭は何事もなかったように静かになった。




子供の頃の私には

衝撃的だったΣ(゚д゚lll)


あっという間の出来事だったな




アジの開き方も

おばあちゃんに教わった気がするよ



イカのさばき方は

父に教わった\(//∇//)\

でも、

今はぷるぷるしてて怖くて触らない







ちなみに

ウロコをそぐとか

3枚におろすとか

いかのぷるぷるを抜くとか



今は怖くてしない。。_| ̄|○。






おばあちゃんには

食べることの大切さを教わった



前にHappyが天国に行く直前に


ご飯を1粒だけ口にしてくれたことがある


Happyが

ひと時だけ

ものすごい生きる気力に満ちた瞬間があった



その時

ご飯1粒粒分のエネルギーの凄さを私は改めて知ったんだ






ご飯1粒って凄いんだって。







おばあちゃんは


私が食べずに

ありがたいと思えていなかったその命たちの

大切さを教えてくれていたんだな






命を食べているんだって言うことを

目の前で



怖い位ありありと。






子供だったから怖かったけど


それからどんなお魚を見ても

あのさくら色の鯛の目をおもいだしてしまう

_| ̄|○。。


でも、それもすごく大切なことなんだなと思う




今夜のご飯は

鯖の照り焼きなのよね、、、

ぶりじゃなくて、鯖よ、さば。



ありがたくいただきます

※カナヘイ※