オマリーの六甲おろし

バタバタとしていて

なかなか

なかなかな日々だわ

父は87歳

数えで88歳

とても体が強くなく

私が小さい頃から

自分がいなくなっても

家族が幸せに暮らせるようにって

いつも、いろんなことに

気を配ってくれていた

体も大事にしてくれていたので

ありがたく長生きしてくれている

いろんな病気をしているけど

克服するのではなく

共存している感じ

いろんな病気を友にして

母を大切にしている姿は

私の大好きな父だ。

あまり救急車を呼びたがらない父と母

でも、命の危険があるときは

救急車を呼んでくれとお願いしている

即死してもおかしくない時でも

呼ばずに自力で病院に2人で行ってしまう

だから

頼むから救急車を呼んでくれとお願いしていた

昨日は

珍しく救急車を呼んで搬送してもらい

かかりつけの総合病院に行ったけど

手を尽くしてくれたけど

そこで対応できず

夜中に

救急車で別の大きな病院に搬送してもらった

私は最初の病院に間に合わなかったので

少し遠いその大きな病院に

日付が変わる少し前に着いた

母と姉は

前の病院から

転院する際の救急車に一緒に乗せてもらえて

ほんとにありがたかった

父もそばにいてもらえて嬉しかったと思う

コロナ対策で

今回も

やっぱり、父に会うことはできない

そう言われた

父に会うことができるのは

生死関係なく

父が病院を出る時だ

けど

処置が終わって

ICUに入る時

消毒されて

ちょっとだけあわせてもらった

それが父が1番元気になるお薬だ

搬送されているときに

姉に、父の様子を聞いたら

姉が言うには

あまり意識がはっきりしていないのか

痛みのため朦朧としてるのか

お薬でもしているのかわからないけど

意識があるとかないとか、

そういう感じじゃないって

伝えられてた

意識がはっきりしてたり

話せる感じじゃないんだなぁと思って

そんな心持ちで

ICUで父の側に歩み寄った

見慣れた光景の中に

いつものように父がいる

そして

母を見たら

父が話し出した

さすが夫婦

さすが、我が父母

ICUでは携帯も触れないし

（コロナ禍の入院で病院に入れない時は

いつもは携帯でやりとりをしていた父と母。

今日の体調とか、ご飯が何が出たとか。）

まあ多分許されたとしても

携帯を使うことは今は叶わない位の体調やし

そんな父が母に小さな声で話しかけた

「ていこ、結婚して60年

初めて離れたまま連絡が取れなくなるね

今までずっと一緒だったから」

会話の内容によって

父の酸素飽和度が激減してアラームが鳴るので

平静を装っている父も

心が動いているんだなぁ。

我がことようにわかるわ、父よ。。

なんだって私の半分は父だから

看護師さんにお願いしといた

父の心の元気がなくなったら

オマリーの六甲おろしを歌ってあげてくださいね

元気になるから。╰(*´︶`*)╯

↑

横須賀生まれの大阪育ち

輸血が必要になるときは

いつも献血をしてくれるみんなに

どうやってありがとうを伝えようか

ジタバタする

私は献血ができないので

臓器提供か！？

骨髄バンクか！？

次に自分の病院に行った時に聞いてみよう

帰るころ

もう夜中で交通機関もなかったし

搬送された先が遠方の病院だったため

見渡す限り、真っ暗だったし

お姉ちゃんと母を送らなければー

と、思い

延々と知らない道をひたすら走り

（ナビはこういう時、なぜ変な道を選ぶんだ）

やっとこさたどり着いて

母と姉を

宮代で降ろして

そのまま

自宅に戻った

いつものように

ゆいちー。が

おかえり祭りをしてくれる

もう朝だったので

どうしてもやらなきゃいけないこと

やることだけやって

モフモフにしたお布団に入る

お父さん大丈夫かなぁ

しょんぼりしてないといいな

「ていこ、結婚して60年

初めて離れたまま連絡が取れなくなるね

今までずっと一緒だったから」

お父さんどんな気持ちで言ったのか

お母さんどんな気持ちで受け取ったのか

コロナとかインフルエンザとか

確かに防がなきゃいけないけど

この先ずっとこうなのかな

そう思うと

漠然とした絶望感に襲われてしまう

あわせてあげたい

今日は寒いね

あったかくね

ゆいのお鼻が

ベンツのエンブレムになってる💕