さっき先生から電話がありました
朝、病院に預けてきた時、
何かおかしいと察した真央は
がおーんがおーんと鳴きながら
保定する看護師さんの腕の中で
バタバタと暴れていました
私はそんな真央を背に
一人家に帰ってきたのですが…
これが最後だったらどうしよう、と
もう悪い方にしか考えられなくなって
いました
動物の場合、
全身麻酔の量が多すぎて
術後目を覚まさなかった…なんて事故は
そんなに珍しいことではないからです
しかも真央はおばあちゃん…
「何があっても文句を言いません」
という承諾書にサインをする時、
やはり手が震えました
そのサインが
余計に私を不安にさせた気もします
お尻の腫瘍は思ったより深かったと
先生はおっしゃっていました
詳しくは後日の
病理診断の結果を待たなければなりませんが、
先生の話し方の感じからして
あまり良くない感触だったというような
雰囲気でした
顔を見に来ますか?と
提案していただきましたが、
やめておきました
もし会いに行ったら、
真央は「ママが迎えに来た、やっと帰れる!」
と、ぬか喜びさせてしまうと思ったので
きっとまた「別れ」が悲しくて
がおーんと鳴いてしまう
真央はうちの子になるまで
飼い主に捨てられたり保護されたりを
繰り返してきた子だから、
「別れ」には人一倍敏感です
うちに来て数年は
ブラッシング前に首輪を取っただけで
不安がってソワソワしていたくらいです
今はもうそんなことはないけれど、
極力、極力不安にさせたくないのです…
会いたいけど
ギュってしたいけど
今はあえて我慢するよ
真央、頑張って!