そして、別れの時。
トゥクトゥクが迎えに来たのが見えました。
これも後日書きますが、トゥクトゥクとは自動三輪車。
これに乗せてもらい、毎日ボランティアに通っていました。
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最初、シスターに挨拶をしました。
数人いるシスターのうち、一番話をした彼女と。
実は来週、他の施設に異動するの、まだ内緒だけど。
数日前、打ち明けてくれていました。
私はほんのちょっとたけど、その別れのお手伝いをしました。
世界中を異動しながら働くシスターたち。
仕事中のシスターたちは暖かくも厳しくて、
私はそのほんの一部しか見ることができなかったけど、
マザーテレサと同じく、
木綿の白地に三本の青い線が入ったサリーに身を包み、
肩にはロザリオをつけた姿は、どこまでも神々しく美しかった。
出会えたこと、感謝してやみません。
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次に、昼寝中の少女たちのベッドに向かい、
寝ぼけ眼の彼女たちに声をかけます。
私はもちろん、最初に彼女に声を掛け、
ずっと彼女に伝えたかった言葉を伝えました。
手を握ると、彼女の眼は大きく開かれて、
その言葉をじっと聞いていました。
(伝えた言葉は内緒なわけじゃないけど、
書いてしまうと、薄っぺらいもになってしまいそうで)
最後に・・・坂の上の老女の施設へ。
一通り挨拶をして、
「迎えが来たの、もう行かなきゃ・・・」
トゥクトゥクに戻ろうと、歩き始めたとき、
私が帰ることずっとさみしがっていた、
特に仲良かったお手伝いの女性2人と、
私がいつも手をつないでいた知的障害の女性が、
私の名前を呼んで、ゆっくりと近づいてきました。
そして、女性の一人が、私を強く抱きしめて、
シンハラ語で一生懸命何かを言っています。
今度は彼女の頬を、私の頬にあてて、
大粒の涙を流しながら、とぎれとぎれに何かを言っています。
何を言っているのか、全く分からなかったけど、
同時に言葉は何の意味も持たないんだなと、思いました。
だって、何を伝えたいのか、全部わかったから。
彼女の涙が、私の涙を誘い、汗まみれ涙まみれ、
二人で大泣きして、とにかく泣いて、泣いて、泣いて・・・
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トゥクトゥクに手を掛け、乗り込む瞬間、
あの強いまなざしに気がつきました。
あの少女が、立っていたのです。
遠くから、じっと見つめていました。
私は、駆け寄って彼女を抱きしめようかと思いました。
でも、なぜかやめて、その代りに手を振りました。
扉に片手を掛け、あの強いまなざしで、私を見ている。
小さく手を振ってくれた彼女の姿は、
今もずっと目に焼き付いています。
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そのあと、トゥクトゥクの中で泣き続けて、
涙がこんなに出るのかってぐらい泣いて、泣いて・・・
(次、ボランティア編最後です)