カクレンボ ~四季は廻り巡る

カクレンボ ~四季は廻り巡る

赤坂茉莉華という人間が徒然なるままに綴る、二度とは戻れえぬ日々

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書く気になったなら、書かなければいけないと思い。

「アンナは最高の女」
先日全航演終了しました。

今回ダブルキャストだったこともあり、各チーム公開ゲネ含んで5回ずつでしたので、あっという間でした。


この物語は杏奈を中心に進んでいきます。
主人公ということもある為、杏奈には喜怒哀楽+α、全てが表現として含まれており、また、あらゆるイベントが詰まっていました。

苛められたり、叩かれたり、弄ばれたり、見放されたり、愛されたり、愛したり、遊んだり、喜んだり、泣いたり、怒ったり、騙し騙され……。

うわべでやるのは芝居ではない、と思っているので、私としても可能な限り全てに全力で向かう事を念頭に置いていました。私は杏奈であり、杏奈は私。
精神的に引き絞られるのは承知の上。
でも、それくらいやらないと、画面に滲んでみえてこないと信じてます。大事なのは台詞まわしよりも人の放つ空気感。
芝居というのは、役者の精神と本心を削り炙り晒し出す作業。

正直私は恋愛芝居が苦手です。劇的な経験値もありません。可能であれば避けたい題材の一つでした。でも、今回は3人の男性を愛さなければならなかった。
だからこそ面白かった。

役者としても、引き出しの確認と、力試しの出来る役だったかなと思います。やりがいが恐ろしい程ありました。今の私にどこまでやれるか、知る機会を与えて頂けたと思いました。


お話を頂いたのは今年の始め頃です。主演したことがないので、私なんかで良いのか、出来るのかと一瞬戸惑いましたが、受けて良かったです。
大変な事も沢山ありましたが、楽しかった。心がわくわくとゾクゾクで震えました。同時に恐怖もありましたが(笑)

私しかいないと信じて声を掛けてくれた主宰に感謝です。
そして、脇役意識の強い私を叩いて引っ張ってくれて有り難う御座いました。


座組のみんなにも感謝だらけです。

衣装の早替えや移動を手伝ってくれた女性陣。

杏奈と私を精神的にいつもいつもいつも支えてくれた男性陣。

別班だけど、舞台上の重要な事柄関係等々を支えてくれた皆。

宇野さん、音響さん、照明さん、舞監さん、美術さん、制作さん、各スタッフさん。

全ての方のお力添えがあってこそ、無事航演を進め、乗り切ることが出来ました。杏奈は、みんなは、存在することが出来ました。物語を生きることが出来ました。

そして、ご観劇くださったお客様方。
沢山の、嬉しい有り難い感想をくださって、遠方まで足を運んでくださって、有り難う御座いました。

心の片隅にでも気にかけてくださった皆様。
応援メッセージをくださった皆様。
その愛に満ちたエネルギーがどれだけ沁みたか。


杏奈を演じられて嬉しかったです。

こんな濃い人生歩むことはまず無いと思うので、この2ヶ月で貴重すぎる体験をしました。一生分のモテ期と愛情を芝居で受け取ってしまった気すらします。大丈夫だろうか私……←


今しばらくは、まだうだうだ現実と物語をいったり来たりしてしまうかも知れませんが、それくらい注力できて、本当に良かったです。
何事も本気でやらないとね。


一旦、ここで気持ちの整理をつけたくて、長々気持ち悪いくらい思うままに書きました。たまには許してください!

画像類は、Twitterにあげてますので、宜しければご覧ください。(本当は1000枚↑もあるから、あげたい画像はまだまだ沢山あるけど泣く泣くカット)


それではまたどこかで。



赤坂茉莉華🍎