次に筋肉、腱、靭帯を
「ゆるめて」いきます。
 
側弯症を改善させるためには、
身体を伸ばすことが必須です。
しかし、凝りかたまっている身体では充分に伸ばすことが困難です。
 
背骨は、24個の骨が縦に並んでいます。
骨と骨の間には椎間板があり、それがクッションの役目を果たしています。
この24個の骨を支えているのが筋肉、腱、靭帯です。
 
これらは、正常な身体では左右均等に働きバランスよく支えていますが、
側弯症ではこれが左右バラバラに働いてしまっています。
すると強く緊張しているほうの筋肉に
骨が引っ張られてしまいます。
 
このままでは、歪みは強くなっても
よくなることはありません。
 
 
そこで、緊張している筋肉を
ゆるめることを行います。
 
方法は、鍼灸とマッサージです。
 
筋肉をゆるめることに、この治療法は大きく特化しています。
患者さんによっては、ここまでで側弯症が改善することもあります。
反った弓の弦がきれて真っ直ぐになるイメージです。
 
鍼灸マッサージは体質改善のツボも併用し、ゆったりとゆるめていきます。
 
次回は治療方法③「のばす」です。
 
ご質問あればなんでも聞いてください。