側弯症の治療方法は代表的なものは2つです。

装具をつけること、手術をすることです。
 
側弯症の角度が強いと
(だいたい15度から25度以上から。病院や医師の考えによります)、
 
それを矯正するために上半身に装具をつけます。
 
度数により、毎日20時間以上つけることがあります。
 
 
原因不明の難病なので、
装具をつけて「治す」より「進行を抑える」という意味合いが強いのですが
最近の装具は効果が高いものも出てきました。
 
側弯症の角度が40度になると、手術を勧められます。
 
それは装具をつけても効果が現れにくい、
度数がこれ以上進むと手術自体が難しい、高度数になると肺機能にも影響がでる、
などの理由があります。
 
手術は、成長期では年2回することが多いです。
 
装具も手術も、
患者さん、とくに成長期のお子様には心身ともに負担があるものです。
 
私がみてきた患者さんでは、装具の効果がみられた患者さんばかりではありませんでした。
体のかたい子は、やはり装具の効果にも限界があるようです。
また、手術適応度数でも装具療法で努力している子もいました。
 
当院では、中度数以上の方の装具の効果をあげることと、
軽度数では、装具なしで改善させることを行っています。
 
たんぽぽ鍼灸院の治療方法は次回の記事で紹介します。