これはディオールの生家の美術館に飾れてている写真です。
On est impardonnable d’avoir fait ce qu’on n’aime pas,
surtout si on réussit.
好きではないことをするのは、
ましてやそれで成功してしまうのは、許し難いことです。
ディオールの言葉。
本当の自分ではないフィールドで生きていると
誰でもいつか苦しくなってしまう。
挑戦することと、自分がホームと感じられる場所に居られることの
バランスって、実はすごく見極めたほうがいい。
ディオールは、裕福な家の出身で、
しかも世界トップレベルの超エリート校、
パリ政治学院(Sciences-Po)出身。
つまり政治家になっていてもおかしくありません。
その彼がデザイナーになるというのは、かなりの方向転換が必要なわけで。
外交官になったほうが自然。
そんな中、彼は芸術家を紹介するギャラリーを経営。その後
デザイナーに転身。
だからこそ、この言葉には重みがあります。
Quoique vous fassiez, faites-le avec passion.
Vivez avec passion.
何をしていたとしても、情熱を持ってやって下さい。
情熱を持って生きて下さい。
情熱がなかったら、何もできない。
大きなエネルギーを回すためには、
まずは日常の小さなご機嫌エネルギーをどんどん飛ばすこと。
こういう人たちを身近に感じられるのが
パリ暮らしの楽しいところ。
どんどん、真似して彼らのエネルギーを感じてみよう。
ファッションというより、哲学の話。
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