先日読んだ以前新聞に出ていた短いテキスト。
気に入ったので、ご紹介します。

ある大金持ちの投資家アメリカ人が
メキシコの海岸を散歩していて
マグロ漁をしている男性に会いました。

彼は、生活できる程度の仕事量で
小さな船で最低限の魚を釣って、
暮らしています。

午後は昼寝をしたり、ギターを弾いたり。
夜は仲間たちと酒を酌み交わしたり、
のんびりとした生活です。

アメリカ人は投資家はこんな話を持ちかけました。

「こんなに豊富に魚がいるのに、
 そんなに少ししか魚を獲らないなんてもったいない。
 もっとたくさん働こうと思わないのかい?
 私が助けてあげるから、もっとたくさん漁をして、企業に魚を売れるように
 仲介してあげよう。」

「そしてそのあとは?」

「そのあとは、さらに大量に漁ができるように大きな船を買い、漁師を雇い、
 会社組織にして、君は社長になれる。そして、加工工場も建てて、企業をさらに大きくする」

「そして、そのあとは?」

「そして、君は大きな家に住み、企業はどんどん成長し、働かなくても暮らせるだけの金を手にする」」

「そして、そのあとは?」

「そこまで来たら、君は引退して、海岸の小さな村にでも住んで。
 自由気ままに、釣りでもすればいいさ。
 余った時間は、昼寝して、ギターを弾いて、
 仲間と酒を酌み交わし、暮らせばいいさ。もう君は自由なんだから。」

La pêche au thon
Paul Hansquine
***

じゃあなんのために・・・・っていう・・・・。(笑)





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