The individual えみえみの子育て日記

The individual えみえみの子育て日記

片道2時間かけて大学に通う長男、中学不登校を経て今年より大学生の長女、発達障害ありの中学生の次男、元気いっぱいの次女も今年からやっと中学生。
毎日、いろいろありますが 楽しくポジティブに生きてます^_^

昨日、娘2人と実家の母に会いに行った
コロナ禍で もう随分と花見をしていない

私の生まれ育った町は桜かいっぱいで 川沿いはもちろん、バスが通る大きな道から 住宅街の道まで桜🌸がいっぱいなのだ

母は 認知症だ

家で父がめんどうを見ている

デイサービスを勧めでも全く聞く耳持たない

母は もうあまり会話ができなくなってきているが、
また 花見に行こうね
と笑顔で送ってもらってから
花見に連れ出さないと 私は後悔してしまう
あと何度この美しい桜を母と共に見れるかわからない

母は ひざも曲がっていて 歩くのがしんどそうだった
だから 多分いつもの公園に行くのに時間がかかるだろうし、全力でサポートしよう、と思っていた

実際、靴を履くのも一苦労で
マンションのエレベーターをおりて
外に出て、もう10メートル歩くのも しんどそうだったので
もう、帰ろうか、母を家に戻すことにした。近くまでは行けなかったけれど
この場所から桜も見れるし、
無理をさせたくなかったから 
またゆっくり帰って行った

もう母ひ 言葉を発するのが難しい

しかし私の手をとりながら 一生懸命搾り出した言葉が

ごめんね、ごめんね だった

私よりも小さくなった母を抱きしめて
いいよ、いいよ
と背中をさすった
涙がとめどなく流れてきた

ずっとずっと
私を支えてきてくれた母

人に迷惑をかけまい、とする母。

今まで受けたご恩をお返しするのは子の務め

また来年も桜が見たい
母と一緒に
車イスになっても
受け答えができなくなっても

ずっとそばにいたい