発達障害の問題って、多分、少数派であることで、多数派が生きやすいシステムだから、教育にしても脳の構造を考えるとみんなと同じように、同じ方法で出来なくても仕方がないと思うんだよね。
自分のやり方で答えを出せばいいんじゃない?
ダニエル・タメットさんの方法は凄くて、とても定型発達ではできないよ。
数字を見ていると溶け合って数字が浮かびそれが答らしい。ありえんでしょ。どういう脳の構造しているのか?
学校で、適応できなくてもそれは、その子が悪いわけではなくて、脳の神経回路が違うから同じ方法ではできないんだよ。
社会でもそう。同じ方法で仕事をすると、こいつ使えないな、と思われるんだよ。
神経症だから、仕事は丁寧だけど遅かったり。いろいろ考えすぎてできなかったり。息子は専門学校で、みんなと同じ方法ではできないと思ったみたい。
会社に入ったら、多分、また自尊心がなくなり、自分がダメな人間と思うことになりそうだから、自分の道を進むしかなかったんだよ。
「変身」で有名なカフカは、人ができることが出来なくて随分悩んでいたみたい。専業小説家になりたかったけど、一般の人が喜ぶようなものが書けないから、働きながら書いていたんだね。
それが、今では評価されている。
「絶望名人カフカの人生論」読んでいるけど、カフカの苦しみが何となく息子の抱えいる悩みと似ているなあと思うよ。
カフカは、苦しみながらもがいて生きていたんだあと悲しくなる。
自分の優位なものが仕事、収入に繋がればいいけどそれは、簡単なことではない。
でも、本当に子どもが望んでいる支援って、定型発達のようになることでなくて、自分らしく生きてその才能を支援し、社会に繋いでくれることではないかなあ?
わたしは、娘から、ぬいぐるみと言われていいる。ぬいぐるみは、怖がりの娘がたくさんの人のいる場所で緊張するから、身に着けている。社会と自分を繋げる存在だって。