人間の脳のニューロンは生まれてから入れ替わることはほとんどありませんが、ニューロンを構成する成分は刻々と入れ替わります。これを回転代謝と言うそうです。(大隅典子先生の「脳からみた自閉症」に詳しく書かれています)
食事で精神病がよくなる?とバカにされたことが何度もありますが、息子と娘の病気の経過をみるとそれなりに結果はだせたかなあと思います。
再発はしていませんし、息子に関してはかなりよくなりアーティストとしても活動しています。もちろんアーティストになることは簡単ではないし、脳を酷使すると破綻する場合もあるので大変なことには変わりませんが。
娘に関しては、統合失調症と診断されていましたが、今は違います。
わたしの母親が統合失調症で、兄が相貌失認なので発症のリスクはあります。遺伝子的にはリスクが高いと思っています。
このような遺伝子を持つことに関して、本当にどうしてこんなに苦しまなくてはいけないのかしらと悩みました。
普通の生活がしたいって。
でも脳科学を学習するうちにこの遺伝子を持つ人は、病気を克服すれば素晴らしい才能もあることに気がつきました。
この厄介な脳をコントロールすれば、作家、ミュージシャン、画家、研究者などになる資質があるんです。
では、そこで発症を予防するにはどうしたらいいのでしょうか?
それは脂肪酸なんです。
こちらの論文是非見てください。
発達期の脂肪酸不足が統合失調症発症に関連 | 理化学研究所 (riken.jp)
また、薬物療法との効果もあがるそうです。