統合失調症の当事者、またその家族のブログを読んでいてとても残念に思うことがあります。

 

それは、幻覚、幻聴に対して恐れがあり、それと共存するという考えが感じられないことです。

 

 

意識が低下したとき、無意識が上ります。幻聴、幻覚はそういうときに起こります。

 

それは、正常な人にも起こることです。精神疾患になる、ならないの違いは前頭葉が発達していてコントロールできるか出来ないかの違いです。

 

認知の低下してしまうとコントロールができません。

 

日々、観察し、どういう状況で無意識が上るのか知る、理解するということが大切です。

 

シュールレアリズムの画家であるダリは無意識をコントロールし絵で表現していました。

 

 

小説家、ミュージシャンにも創作に生かしている人がいます。

 

精神病が重い時はもちろん薬が必要ですが、すべてが悪いわけではありません。全ての症状を抑えてしまうとそのクリエイティブな才能も失います。現代では統合失調症は昔より軽い人が多いみたいです。しかし、その才能を生かせている人はどのくらいいるんだろう?

 

本当に残念なことだと思います。

 

 

以前は、悪口を言う幻聴は良くないと思っていました。もちろん、精神病の急性期は良くありません。しかし、息子は悪口を言う幻聴があるときのほうがいい絵が描けると話しています。

 

不思議です。

 

ただし、それと対峙するには、精神力、体力が必要みたいです。また、ミューズのような存在も。

 

わたしは息子をサポートしていますが、精神力、体力がいります。

 

息子にもダリの奥さんでありミューズのガラのような女性が表れるといいんだけど。