少し前、季節性の複雑性PTSDがあり、息子の調子は落ちていました。
絵が描けない
そんなことばかり言っていました。
息子の頭の中には映像がたくさんあり、それが浮かぶことで絵を描きたいという衝動があります。
3月になると、息子が去年手がけたミュージシャンのアルバムが発売されて、ドーパミンが増えたようで少しずつ調子が上がっています。
ドーパミンとアセチルコリンは拮抗していて、シーソーのような関係なんですが、何故かアセチルコリンも増えているようで脳の繋がりが良くて学習もはかどっているようです。
発達障害で思春期、青年期に精神病を発症する危機があるのは、脳の可塑性が高いからです。
定型発達は、思春期に一時的に不安定になるものの青年期では脳が成熟し安定します。
しかし、発達障害ではシナプスが作っては壊れるので不安定です(シナプスの動態)。
シナプスの経路が安定するのは30代ぐらいだそうです。
だから、20代、どう過ごすか、自分の脳の特性を知りどうコントロールするかでその後の人生は違ってくると思います。
精神病を発症したとしても、一時的で薬の服用で安定したら、少しずつコントロールする方法を見つければいいと思います。
コントロールするのは、日々の心地良さをみつけ、脳が最適な状態になることをみつけることです。
決まった時間に起きるとか、散歩をするとかルーティンも重要です。食事も同じものを毎日食べる人もいます。
脳が最適なパフォーマンスを発揮できる習慣が大切です。
息子は10年ぐらいかかりましたが、自分なりのルーティンで思うように絵が描けるようになってきました。画力はまだまだですが、最近はまた上がったそうです。この、上がったとき、調子がいいときほど精神病のを発症しやすいので気をつけないといけませんが、20代も後半になり落ち着いてきました。