息子の地下の世界は2つの層があります。

 

上のほうは個人的な無意識?

 

その下は、もっと深く、そして危険な集合的無意識?

 

そこへ行くと、戻るのが大変です。狂気の世界?精神が危うくなります。

 

 

最近、息子はPTSDが軽くなって、胸の痛みがなくなったそうです。

 

しかし、息子は、そのことを心配するんです。絵が描けなくなるんじゃないかと?

どこに向かっているんだろう?

 

病気がよくなっているのに不安なんです。本当にめんどくさい。

統合失調症の幻聴も聞こえなくなると患者さんは喪失感のようなものがあるみたいで、症状がなくなるときも心は不安定になります。

 

わたしは、母の内界の世界について知りたくて、昔は、河合隼雄先生の本を読んでいました。そのときは、ユングの集合的無意識について、ピンとこなかったけど、今は、その集合的無意識は息子の描く絵と結びついているように感じます。

 

村上春樹さんの本でもユングのことが触れられていて、ユングは芸術家と無意識について本を書いているんですね。また、寝ざめ、寝入るときの幻覚についても書いています。驚きです。人の本当に深い、深層心理の中に入ったんですね。治療家もまた、病んでしまうんです。その息子の言う赤い扉の向こうの世界に行くと。ユングは幻覚に悩まされたことがあったそうです。

 

また、ユングとか文学を読みたいなあと思います。