今年は、自分が乳がんで治療をすることになり子どもたちのことが心配でしたが、何とかなるもんですね。
娘は、再発もなく、家事を頑張ってくれたし、息子は、海外から仕事の依頼があり、それを一人でやり遂げました。海外の人だからめんどくさいんだよね。言葉の違い、文化の違いがあってコミュニケーションも大変だし、お金の送金もややこしい。でもADHDでコミュニケーションに問題がある息子は、外人のほうがいいかもしれません。上手くいかなくても外人だからということで許されてしまう?心配だったトラブルもありませんでした。
わたしは乳がんになりましたが、治療はそれほど辛いとは思いませんでした。抗がん剤治療などで身体は辛かったかもしれないけど、メンタルはそうでもありませんでした。
息子がいじめで複雑性PTSDになり、娘が統合失調症と診断されたときのほうがずっと辛くて孤独でした。癌ではいろいろな人がサポートしてくれます。本当にありがたいです。しかし、いじめでは、相談してもたらい回しになり疲れただけ。一番初めに治療を受けた心療内科では診断書はPTSDと書いてくれなくて、発達障害だからPTSDになったんだと言われました。本当に酷い医者。それで、人間不信になり、だれにも頼らずに息子を治そうと思いました。
息子を救ってくれたのは、3つ目の病院の臨床心理士でしたが、そこにたどり着くまで時間がかかりました。
でもわたしの心は凍っていて、人の温かさとか、優しさを感じることはありませんでした。自分で子どもを治そう、守ろうと必死に勉強しました。
きっとすごく無理をしていたと思います。
しかし、乳がんになって、人からサポートをされるようになり、わたしの心は少しずつ変化しました。人の温かさが嬉しかったです。
わたしが、帽子をかぶり、マスクをして通院しているので、同じ電車に乗り合わせた人が親切に席に座れるようにしてくれたり、高速バスの降車ボタンを腕が上がらない私の代わりに押してくれたり。
乳がんにならなかったら、わたしの心は凍ったままだったかもしれません。
ブログで乳がんになったことを書いたとき、励ましのコメントを書いてくださった方ありがとうございました。
皆さんの優しさが嬉しかったです。
そして、よい年をお迎えください。