乳がんの抗がん剤の治療中は、家事ができなくなると思っていましたが、吐き気が酷かったのは2日くらいで、その後は普通に動けました。

でもドセタキセルでは浮腫みが酷くて、ゴミ出しに行っても足が前に進まなくて、大変でした。

それでも手術前は、検査のために病院に2日に一回くらいのペースで行きました。

手術後も息子の絵の搬出のために、車の運転をしました。

リハビリは少しキツイかなあ?と思うくらいが効果があるような気がします。

 

発達障害の二次障害は、大変で、娘が統合失調症と診断されたときは認知が低下して、本を読んだり、映画を観ることできなくなりました。

頭がごちゃごちゃして、情報をまとめることが難しかったようです。

それでも、ロナセンの服用して落ち着いたころには、夢野久作の「少女地獄」を読んでいました。

夢野久作って「ドグラマグラ」の原作者だよね?あれって昔、あの本を読むと精神病になるとか聞いたことがあります。

そんな本を読んで大丈夫かしら?と思いましたが、娘の読みたいという気持ちを尊重しました。

 

今では、本をスラスラ読むことができます。

 

発達障害では薬は少ないほうがよいと思っています。ただし、精神病と診断されているときは減薬も慎重にします。

向精神薬の作用は、神経伝達物質のバランスを安定させるために服用します。発達障害ではGABAニューロンの働きが弱く、脳の興奮を抑制することが難しいのです。

薬を服用すると、衝動性は抑制されますが、同時に情熱がなくなります。

薬が効きすぎていると意欲がなくなり、社会参加することが困難になります。

衝動性は厄介ですが、プラスにする方法を試行錯誤することが大切かと思います。

ブログを読んでいると、明らかに、薬が多くて無気力になっていると思う人がいます。確かに衝動性が抑制されていれば、周囲は楽だと思います。でもね、どうなんでしょうね。

 

ドーパミンが長期に渡り抑制され過ぎると、ドーパミン感受性の亢進がおこり、ますます抑制することが難しくなり、その結果、減薬が進まなくなってしまうのではないかしら?

 

発達障害の凸凹は、補うように発達するから優れた面があります。

 

しかし、創造性があってもアーティストになるのは簡単ではありません。

日々、トレーニングすることが大切です。

息子は、絵を描きはじめた最初の5年間、毎日8時間、それ以上トレーニングして、最近は、脳の調子が悪い時は控えたり、調節してます。

でもまだ作家としては収入は僅かです。それでも頑張っています。

努力の結果をすぐに求める人がいますが、

相撲では三年先の稽古という言葉があり、三年先に結果がでるような稽古をしなさいという意味だそうです。

脳の発達も時間がかかるから、三年先よりもっとかかるかも?

 

自分が病気になったことで、リハビリって大切だと思います。特に運動の効果は素晴らしいです。今日も娘とウォーキングをしました。ペースが遅いから散歩かな?娘にも運動の効果がでるといいなあと思っています。身体をつかうと脳は発達するから。

放射線治療を半分終えたところですが、体調はよいです。タモキシフェンの副作用も感じません。

 

また、病気であっても人生を楽しむことって大切だと思います。病気になると、今までと風景も違って、感じ方も変わり、人生が豊かになるんです。