発達障害の薬物療法が難しいのは正常と異常があいまいではっきりしていないからだと思う。
例えば統合失調症の陽性症状の幻覚、幻聴、妄想は薬物療法が必要です。
でも発達障害にも幻覚があったり、幻聴が聴こえる人はいます。
息子はそれをつかって絵を描いています。
脳科学の本を読むと、幻聴、幻覚が浮かぶときに活動しいる部位と、自分で思い浮かべたい幻覚を見るときでは脳の活動は少し違うようです。
何が違うのかというと前頭葉が働いているということかな?
発達障害の衝動性は厄介かもしれないけどこれは情炎になるし、強迫性障害みたいな拘りも困った行動になることもあるけど、芸術とか研究者であればプラスになるから
これを全て薬物療法で抑えてしまうと無気力な人になってしまうと思う。
娘には杉山先生の少量処方があっていて少しずつよくなってきています。薬の適量が難しいと思う。
薬が多すぎるとまたおかしなことになるのが発達障害かな?
だから、自分でコントロールしたりすることも大切なんだよ。でも自分の脳の構造がわからないとどうコントロールしたらいいのかわからないから
脳科学を学ぶ当事者が多いのだと思う。
オリバー・サックス博士、池谷裕二先生は相貌失認なんだよ。でも素晴らしい研究を続けている。
ダニエル・タメットさん、テンプル・グランディンさん、ドナ・ウイリアムズさんも自分の脳のについて理解しているからね。
発達障害はまだまだ理解されていないから、医療に丸投げなんてできないんだよ。
そこが精神病と違うことかな。
幸いこどもの主治医の家族が発達障害で知識があるからどんどん薬が増えて二次障害も治せないことにならなくて本当に良かったです。
あとこちらのブログの記事が面白かったです。
http://suzuro.work/archives/archives/cat_454914.html精神病理学会へ行きました.html
発達障害のひとで、一時的に精神病状態になってたいへんなことがあるけど、そうなった後にスッキリしていることが多かったりします。
そうか、こどもの未来は明るいかな?