大隅典子先生の「脳からみた自閉症」を読むとシナプスの動態が不安定だということが書かれています。
シナプスの動態が不安定というのはシナプスが作られては壊れるを繰り返すことです。子どもを見ていると調子がいい時の後、認知がおかしくなったり、うつ状態になることがありました。
会話をしているとき記憶が少しおかしい?脳の情報が上手く繋がっていないなあ?という感じです。
しばらくすると落ち着きますが一時的におかしいです。こういう時はBDNFが減っていると思うのでBDNFを増やすダークチョコを食べます。ウォーキングもよいそうです。
また、光がまぶしくなる症状もあります。
わたしの子どものようにシナプスの動態が不安定な人は過剰な刺激に弱いです。外出するとへとへとになります。社会に繋がろうと努力したのですがそのたびに悪化するので今は適応させることより才能を伸ばすことに力を入れています。
精神病になったらそれこそたいへんですから。
凄く頭のいい統合失調症の人のブログを読んだら、刺激を減らすことがその人にとって大切なようでした。
自分の脳について理解するということはとても大切だと思います。
ドストエフスキー、ゴッホの脳は変容していたそうです。また引きこもっているほうがよい良い作品ができたとか。
テンプル・グランディンさんの本(自閉症の脳を読み解く)にも
P185自閉症と統合失調症のあいだでは、デノボのコピー数多型がいくつが重複していることが全ゲノム解析であきらかになっている。かなり創造性のある人は、統合失調症などの精神疾患のリスクが高いこともわかっている。また、この方面の研究は端緒についたばかりだ。それでも、自閉症であることは、何らかの創造性を生じる可能性が高いと私は考えている。
精神病になり大変な状況にある人もいるけど、症状がよくなれば薬を服用してコントロールしながら創造的な仕事をしている人はたくさんいるので希望をもってほしいと思います。