今日はいまのところ息子は落ち着いています。お昼ぐらいに光りが眩しいというので漢方薬のオウレンゲドクトウを服用しました。この漢方薬、炎症によいです。でも味が不味いです。苦いんです。
息子の発達はどの程度進んでいるのか?可塑性は相変わらず高いです。シナプスの過剰結合もあり、視界かよく変わります。これについては、オリヴァー・サックスさんの本で、原因がわかりました。オリヴァー・サックスさんは相貌失認がありますが、親しい人の顔は何度か見れば見分けがつくそうです。娘もそんな感じです。紡錘状回に原因があるらしいですがこの機能障害ではマヨネーズと生クリームの区別ができなかったり、雑草と花の区別ができないらしいです。交通事故などで後天的に紡錘状回に問題がある人にそういう間違いがあるそうです。
でも娘の場合、マヨネーズ、生クリームの区別はつきます。脳にはたくさんの経路があって、経路のつながりの強さ、弱さ、どの経路かで認識が異なるんです。特に発達障害はシナプスの刈り込み不足があるのでたくさんの経路があります。娘は相手に好印象を持っていたり、親しみがあれば顔を覚えることができます。でも興味がないと覚えることができません。ドラマをみていても好きな人以外は誰かわからなくて区別できるのは最終回あたりです。日常生活では声で区別しています。
発達障害のたくさんの経路のつながり、過剰結合が創造性につながるのではないかとダニエル・タメットさんが本に書いています。
発達障害は創造性があり、クリエイティブな仕事が向いていると思いますが、なかには???というかたもいます。
家族、本人が気づいていないだけかもしれません。
サヴァン症候群で楽譜が読めないのにピアノが弾けるとか、絵が描きたくて衝動性が止まらないからといって芸術かと言えば息子はnoと言います。
確かに絵を描いたり、楽器の演奏をするきっかけにはなるでしょう。でもそれだけでは芸術とは思えません。芸術は崇高です。だからそれを芸術にするにはトレーニング、努力が必要だと思います。
発達障害の当事者はたいへんですね。でも何時間も続けることができるのも発達障害の資質と思います。諦めないで頑張ってほしいと思います。