久しぶりの更新です。
突発的にブログを書くかもしれません。
どうしても伝えたいと思うことを発見したんです。
オリヴァー・サックス教授の本は本当に当事者にとって必要なことが書かれています。
あの局所性ジストニアについては
『音楽嗜好症(ミュージコフィリア)- 脳神経科医と音楽に憑かれた人々』にこのように書かれています。
P391
局所性ジストニーは運動の問題のように考えられていたが、じつは感覚システムの皮質障害が、きわめて重要であることがわかったことだ。ハレットのグループは、ジストニーの患者の手の感覚野におけるマッピングが、機能的にも解剖学的にも混乱していることを発見した。このようなマッピングの変化がいちばん大きかったのは、いちばん悪くなっている指だった。
P392
局所性ジストニーの発生には一種のゆがんだ学習が関係していて、いったん感覚皮質のマッピングがおかしくなると、健全な再学習を起こすには、学んだことを忘れるという大変な行為が必要になる。
脳の発達では遺伝子の地図があり、タンパク質が設計されるそうです。発達障害ではこのメカニズムに問題があってシナプスの刈り込み、形成に問題があります。しかし、思春期以降は遺伝ではなくて後天的な環境により神経回路が再編成されます。
統合失調症ではこのメカニズムに問題があって発病するようです。
私たちは何かを学習したり、トレーニングで新たな神経回路ができます。
ジストニアというのはこのシナプスの再編成のメカニズムの狂いではないかと思います。
過度なストレス、細胞のカルシウムの濃度、炎症、神経伝達物質のバランスの悪さがあってシナプスの再編成が正常におこなわれなくてマッピングの混乱があるのでは?
娘、息子にも身体の動きがおかしくなることが度々あり、漢方薬、水素水、タウリンなどで対策しています。
息子の手の状態はすこし落ち着いていますが、過度なトレーニングは神経を痛めるので、練習時間をすこし調節しています。10時間を越えるトレーニングは10000時間を過ぎたら減らしたほうがいいかもしれません。