昨日、たまたま番組の録画予約をしようとテレビをつけたら、脳卒中で左脳がダメージを受けて、言葉が話せなくなった医師がテレビに出ていました。
ずっと観ていたわけではないので、詳細はわかりませんが、左脳がダメージを受けたことにより、右側の身体の動きがおかしくなり、言葉が話せない障害が残ったとか。
でも、その人は、歌をうたったらどうだろうと考えて、歌を歌ったら、それがリハビリになり言葉も話せるようになったようです。
一般的に、音楽、美術は右脳が使われるといいます。また、脳には可塑性があり、どこかがダメージを受けるとそれを補うような神経回路ができると言います。
その方は、左脳がやられたから、右脳で補おうと歌を歌ったのが良かったみたいです。
発達障害でも発達にデコボコがあるので、社会で生活する上で不自由があり、困難を抱えていますが、機能障害がある部位を発達させることよりも、優位性を伸ばすことが重要と言われています。そうすることで、脳全体が発達するという考えです。
その番組でも残っている右脳の働きを活性化することで、左脳の働きがよくなり言葉が話せるようになったのではないかと思います。
息子の場合もいじめの後遺症でPTSDになったとき、会話がうまくできなくなり明らかに左脳が働いていないように感じました。しかし、絵を描くことがリハビリになり会話も以前と同じくらいのレベルに戻りました。つまり右脳をつかうことで左脳の働きもよくなったのです。
人間の脳には可塑性があるので、発達を諦めずに鍛えることは大切だと思いました。