ブログの編集をしていますが、ブログをはしめた頃と比べると発達障害については、随分考え方が変わりました。

 

脳科学を学習したことで、理解が深まりました。問題行動の原因が見えなかったんです。でも、脳の働きを学ぶと、わかっていてもできないことや、問題行動についても理解できます。

 

当事者の本はたくさん読みましたが、ドナさんの言語感覚は独特で、なかなか理解できなかったけど、タメットさんは脳科学についても詳しくて、わかりやすかったです。また、グランディンさんは、発達障害の優位性についても書かれていて、将来に向けて何をすべきかがわかりやすく説明しています。(タメットさんは、「天才が語る サヴァン、アスベルガー、共感覚の世界」で脳科学の視点から分析しています)

 

また、脳科学は、はじめはわからない言葉が多くて理解することが大変でしたが、何度も読み返しているうちにわかるようになりました。

 

治療に関しては、エイメン博士の本がよかったですが、絶版になっていて、手元にはありません。

 

また、診断名よりも、脳のどの部位の障害か、症状から特定して、原因を考えると回復に役に立つと思います。

 

息子は多分、左の側頭葉に問題があり、言語で考えるのが苦手なんです。視覚優位です。

 

そして、左脳の働きが悪いので、機械の操作が苦手です。

 

また、子どもは折り紙、靴の紐を結ぶことが苦手で、これは基底核に問題があると思います。

 

脳科学を学習すると、子どもができないことが多いのは、脳の機能に問題があることがわかります。本人は頑張っているのですが脳の使い方、認知の仕方が違うんですね。

 

子どもたちは、自分の脳についていろいろわかっていて、自分自身で試行錯誤しています。そして、優位性のあることを伸ばして、仕事につきたいと思っています。

 

グランディンさんは運動が苦手なんですが、小脳が小さいのが原因だそうです。

 

そうすると努力しても運動においては成果が上がらないそうです。子どもの苦手な部分を改善しようとする親が多いそうですが、グランディンさんはそうしたことよりも、優位なものを伸ばす方がよいと言っています。

 

わたしも、定型発達とは認知の仕方が違うのに、同じように学ばせるやり方は嫌いです。本人の資質とか考えて本人にあったやり方で学ぶべきと思います。だから、自分で試行錯誤することが大切と思います。