発達に凸凹がある人は、年齢に比べると、若く見える人が多いです。娘の外見もとても幼いです。心の発達に遅れがあるからかもしれません。

赤ちゃんのときの娘は、抱っこを嫌がり、触られることが嫌いでした。でも、最近は少しずつ変化しています。また、愛情についてもよくわからなかったようですが、最近は情緒的な発達も進歩しています。


脳の働きが変わり、自閉症の症状が軽くなり、発達が進むことで違和感があるそうです。


ドナさんは、そうした慣れない感覚への不安のために、旅男という名前のぬいぐるみと過ごしていました。


「自閉症だったわたしへ」にはこんなふうに書かれています。

旅男は、旅する犬。毎日わたしと一緒にどこにでも行く犬。ちょうど仮面の人物たちが、以前そうであったように。旅男は、わたし自身の体という壁と、その向こうの現実に生きているものたちとの間の、架け橋になるのだ。




この犬のぬいぐるみはがらくた市で見つけたもので、さまざまな感覚で溢れたものに感じていたようです。ドナさんには古いぬいぐるみが世界と繋ぐものとして必要だったみたいです。


発達は家族にとって喜ばしいことでも、本人には痛みが伴うようです。

夜が怖い、悪夢にうなされる、そんな症状があります。