2023/11/19
こんばんは。日曜日の夕方って良くも悪くも黄昏る時間だったなぁと闘病からまだ1年なのに遠い昔のように思い出していました。
順調に行けば明後日には退院と言われていますが、
まだ実は背中の違和感、うっすらお腹の違和感も残っています。前回の投稿で施術は大成功とは書きましたが、とてもわかりやすく言うと、膵菅(膵臓の中の管)が狭くなっていて膵炎が流れにくくなってしまっているところに今回3ミリほどストロー(スタント)を入れたのですが、まだ痛みがあると言うことはまだ膵液の流れが良くないと言うことです。
ステントは体にとって異物ではあるし、永遠に使えるものではないので入れたら定期的な交換が必要にはなるのですが、退院して家庭で脂質の抑えた食事もしても痛みが強くなるようなら、ステントが詰まってしまったか、または膵炎の流れが悪いかどちらかなのでステント交換時期を待たずに今度はもっと太いステントを留置するというのが今後の流れです。
私と同じように、膵頭部十二指腸切除術を受けた方でも術後下痢もなく合併症もなく術後抗がん剤を半年無事やって元気な方もいれば、私のようにいろんな事が起きてしまう人もいます。
ほとんどの人間が同じ数の臓器をもって同じような働きをしていても、私の体と他人の体は違う、、だから結果も違う。病気をしてから何度も自分に言い聞かせてることです。
そんな事を考えていたら、以前私があるテレビを観ていた時に国境なき医師団の小児科医の先生が話していて私がとっても共感した言葉を思い出しました。
「あらゆることは、時間を投資してできないことはほとんどないから。友達もできる。お金も稼げる。あらゆるものは時間が形を変えただけ」
その時先生は建物や机なども例えて全て時間が経過して出来た産物だと言うことを話されてました。
そして
「でも僕らの人生の中で、増やせないものは時間だけやで。だから、この時間をいかに生きるかっていうのがすごい大切なわけ。あっという間やで、あっという間。でも、最も後悔を少なく生きたいと思う。そのためには行動し続けることや。それしかないんだよ。」
本当にそうだなぁと感銘を受けたのですが、
今癌になって私がこの一年、そしてこれからの時間、形成していくものは何かなと考えました。有形無形どちらも含めて、、
人って誰もがいつか死ぬんだけど、
予後が悪いと言われてる癌をわずらったりや余命宣告だったりをされてしまうと、終わりを考えてしまいます。誰しもが明日の未来さえ補償なんてされていないけど、
これから新しい何かが生み出せるなんてなかなか思えなくなってしまいます。
でもこの病気になって得たものはたくさんあると思っています。
ぶどうの木のみずえさんのように、自らの病気の経験が今形となりたくさんの方の支えになられていて、とても素晴らしい事だと思いまた病気なることでそんな活動をされている方がいる事も知りました。
これもきっと時間が形になった一つなんだとおもいます。
私のこれから、この病気になったことでの結果や方向性はまだ全然わかってないけど。
この時間をいかに生きるかで、その産物が変わるなら私は精一杯この時間を後悔しないものにしなければならないと思いました。
ものすごく長い長文失礼しました。
嘘でも笑顔を作ると良いホルモンが出るそうなので、最後まで読んでくださったみなさんみんなで😁してください❤️