あまりにも急な訃報が届き、イタリア・イモラ音楽院での恩師、マエストロ・ピエロ・ラッタリーノが亡くなったことにショックを受けています。。
日本人の門下生は少なかったかもしれませんが、こんなひよっこの日本人に、常にアーティストとしての自覚を教え、そしていっぱい褒めてくれて一人のアーティストとしての在り方そのものを変えて、つくってくれたのがマエストロだったと思っています。
大事なフェスティバルに推薦してくれたり、一生懸命コンクールのことも考えてくれたり、いつも本当に大きな大きな愛情でした。
勉強だからね、と私が必死で時間がかかりながらもイタリア語で送るメールに、即座に何倍も長い返信を送ってくださるおじいちゃんでした…
昨日はちょうどイタリアに寄せたレコーディング曲のテイクを確認しながら、マエストロのレッスンを思い出して、今ならなんて言われるかな…と考えていたところでした。
真横で強烈に歌って教えてくださるあの声、いつでも頭に浮かんで忘れません。
留学当時、たしかラッタリーノ先生のことをブログに書いたことがあったはず…と遡ってみたら、我ながらびっくりするほどものすごくしっかり書いてあったので。
コロナ禍さえなければ、絶対に一度はイモラ、あるいはご自宅でも伺っていたのに、、最後のレッスンでイモラでお会いしてから6年が経ってしまった。
マエストロ、本当にありがとう😢
2016年12月、イモラの卒業試験を終えての写真。