Caro Maestro Piero Rattalino... | まりえの(旧)留学日記帳

まりえの(旧)留学日記帳

木米真理恵のポーランド留学生活を気ままに。
時々イタリア。そして日本。どこでもドアが欲しいピアノ弾き。
・・・改め、完全帰国しました。

あまりにも急な訃報が届き、イタリア・イモラ音楽院での恩師、マエストロ・ピエロ・ラッタリーノが亡くなったことにショックを受けています。。


https://www.imolamusicacademies.org/news/imola-piange-la-scomparsa-di-piero-rattalino/?fbclid=IwAR3oHTujmjfZ0Ewi4NEnVe0GpD3OR50AD3sZHmDQb65pdlo0ebftKDI9hls


日本人の門下生は少なかったかもしれませんが、こんなひよっこの日本人に、常にアーティストとしての自覚を教え、そしていっぱい褒めてくれて一人のアーティストとしての在り方そのものを変えて、つくってくれたのがマエストロだったと思っています。


大事なフェスティバルに推薦してくれたり、一生懸命コンクールのことも考えてくれたり、いつも本当に大きな大きな愛情でした。


勉強だからね、と私が必死で時間がかかりながらもイタリア語で送るメールに、即座に何倍も長い返信を送ってくださるおじいちゃんでした…


昨日はちょうどイタリアに寄せたレコーディング曲のテイクを確認しながら、マエストロのレッスンを思い出して、今ならなんて言われるかな…と考えていたところでした。


真横で強烈に歌って教えてくださるあの声、いつでも頭に浮かんで忘れません。


留学当時、たしかラッタリーノ先生のことをブログに書いたことがあったはず…と遡ってみたら、我ながらびっくりするほどものすごくしっかり書いてあったので。



コロナ禍さえなければ、絶対に一度はイモラ、あるいはご自宅でも伺っていたのに、、最後のレッスンでイモラでお会いしてから6年が経ってしまった。


マエストロ、本当にありがとう😢


2016年12月、イモラの卒業試験を終えての写真。