大いなる前進 | 上岡真里江のまりえない話

上岡真里江のまりえない話

サッカー・プロ野球中心。その他好きなこと、感じたことを素直に自分らしく☆

Hola!!
Qué tal?

昨日の天皇杯、東京Vは強豪大宮に完敗でしたね。
個人的な感想ですが、勝てるチャンスもあったけど、それをモノにできなかったことが、現在のリーグ戦での順位差ってとこかなぁと。
先日、杉本竜士選手のロングインタビューをさせていただいた時に(近日発売の『月間J2マガジン』にて掲載予定!!)、彼が「上をいったサッカーをしている」と、大宮のサッカーについて表現なさっていたのですが、まさにそんな感じ。
好き、嫌い。強い、弱い。云々ではなく、選手個々の経験値であったり、「自分が何をすべきか」の理解度だったりの、要は「チームが勝つためのサッカー」という意味で、現時点では大宮の方が上だと。
おっしゃる通りだなぁ。でも、伸びしろは東京Vの方が絶対あるぜ~。と、まだ見ぬ「完成型」へのステップ段階だと、一人のファンとして位置付けながら敗戦を受け入れた次第です(笑)
幸いなことに、大宮とは近々リーグ戦でリベンジのチャンスが残されていますね。選手たちからも「次は絶対に負けない!」と、男気たっぷりのコメントが続々。その言葉を信じたいと思います。



で、今回のメインはそれとは別なお話です。

ここ数日『ブラインドサッカー』のリオ・パラリンピック予選のニュースがあちこちで話題になっていましたよね。
残念ながら、昨日の敗戦で初出場の悲願達成はなりませんでしたが、注目度は急上昇していました。
私の知り合いのサッカー関係者、選手の方々も、現場に応援に駆け付けたり、SNSなどの個人サイトで取り上げていらっしゃった方もめっちゃ多かったし。

で、改めてスポ―ツ新聞で


ちょっとわかりずらいかもですが(しかも、昨日の新聞だしw)、中山雅史さんの現役復帰ニュースと同じペーの上左はじに載っていることが、感激でした。


実は、私がこのライターという仕事をさせていただいて、本当に最初のお仕事ともいっていいぐらいの時期に、日産スタジアム横にある『障碍者スポーツ文化センター 横浜ラポール』にて、車いすサッカーの取材をさせていただいたことがあるんです。
その時に、対応してくださった方から「目標は、車いすサッカーの話題や試合結果が、新聞紙面の『障碍者スポーツ』や『スポーツ』ではなく『サッカー』欄に掲載されること」とのお話を聞き、今の今まで本当に心に残っていました。

で、目にした、今回のブラインドサッカーに関する最近を扱う記事。
車いすサッカーとは少し競技は違いますが、それでも、ブラインドサッカーも、同じ障碍者スポーツの一種。その意味では、こうして『サッカー欄』できちんと扱われるということが、どれだけ価値があることか。
知り合いも携わっているので、ずーーーーーーーーっとブラインドサッカーの魅力を訴え、支え、広めてきた関係者の方々の努力にも、本当にただただ敬意を抱くのみです。


私が最初にブラインドサッカーを観たのは、2009年のアジア選手権決勝でした。
現ジュビロ監督の名波浩さんをゲストとして招いていらっしゃっていたのですが、想像をはるかに超える競技のあまりの面白さに衝撃を覚えたことを、今でも鮮明に思い出します!

去年、東京Vも主催試合のイベントでも、ブランドサッカー体験コーナーを設けたりしていました。実際、東京Vの若手選手が挑戦していましたが、「むずい!!」の連発でした。
改めて、健常者であっても難しいスポーツであることを何よりも証明していたと思います。

こうした、同じ“サッカー界”と関わりながらの地道なる活動が、『サッカー紙面』での掲載につながったのだと思わずにはいられません。本当に「素晴らしい」の一言です。


リオ大会出場は残念でしたが、今後ますますの発展を心から期待しております。