今年26歳で個人キャリアの正念場にいる錦織に、世界ランク1位も、グランドスラム優勝も、デ杯のエースも、リオ五輪も、と、期待を1人に背負わせるのは厳しいというより、現実的ではないように思えるので、もう1本記事を入れてしまう私(^^;;

一見、マレー達だってデ杯に出るんだから、錦織も、と思いがちです。
が、錦織とマレー達は立つ位置が違うのです。

確かに、マレーはワールドグループの準決勝も引き続き三連戦でしょう。
しかし、マレーはロンドン五輪金メダルに続いてデ杯も優勝するまたとないチャンスにいます。
そうすれば、あと全豪と全仏を取れば、フェデラーもまだなし得ていないキャリア6冠、あるいはファイナルズ合わせて7冠に輝く偉業も視野に入る明確な個人のメリットがあります。

ちなみにマレーは早々と今年のロンドンファイナルズは既に当確で余裕十分。

イギリスは頂点を争うワールドグループで、マレーにはポイントも結構加算されます。

ジョコビッチとフェデラー、ワウリンカのデ杯出場戦略も前に書いたとおりです。

錦織は全米オープン前は世界ランク4位、全米オープン後は6位確定のトップ選手。

ロンドンファイナルズ出場も、今回の全米オープンの多くの番狂わせで自力他力両方のチカラで当確から少し遠ざかりました。

体力もランキングの背景も、ジョコビッチ、フェデラー、マレー、ワウリンカのような余裕はありません。

しかし、錦織はデ杯は5セットマッチで三日間フル出場濃厚と報じられています。
今回のデ杯はクレーコートでの戦績重視の若いメンバーだからです。(錦織、ダニエル、西岡、内山)

日本は錦織を温存して来週のコロンビア戦プレーオフは負ければ、這い上がるのが厳しいグループ1に降格になります。
でも、それが今年の日本チームの実力なのですよね。。。

グループ1に降格したとしても、これからダニエル、西岡、内山、中川、守屋などの次世代、またその次世代若手が伸びてくるのを待っても良いのでは?

マイケル・チャンは、非公式にはコロンビア戦出場には少なからず不安を示したようです。

去年の楽天優勝の、錦織には珍しい涙についてまとめると「クアラルンプール大会優勝から連戦で、疲労と臀部などの痛みで、何度も準々決勝あたりから棄権を考えた。ワウリンカやツォンガなどシード選手がどんどん序盤で敗退し、残った上位シードとしての責任感も増していた。それを乗り越えた自分が嬉しい。」と振り返っています。

そして、多くのファンが予想した通り、翌週の上海マスターズは疲労と故障でほとんど動けず緒戦敗退しました。

今年もデ杯→楽天ジャパンオープン→上海マスターズと連戦。
上海マスターズは去年緒戦敗退したので失効ポイントが少ない分、全米オープン1回戦敗退のロスを「とても効率よく補う」ための最後の機会。

大切な日本の宝、周囲は焦らず長い目でデ杯起用をして欲しいと思うのです。