さあ、5月です。
午後になり東京のお空は雷さんがなっています。
お休み中に吉原の最後の芸者、みな子姐さんの本
の記事や本を見ていたら、こんなエピソ^ドがありました。
戦後、吉原の松葉屋さんで花魁ショーをやっている時分、
歌舞伎座から松葉屋さんに連絡があり、
次の興行にかけたいとかで
「梅と松」を踊れる芸者さんがいないかという問い合わせでした。
そこに白羽の矢がたったのは、みな子姐さん。
芝居がはねた後の歌舞伎座の舞台で三度
中村屋の前で踊ってみせたというお話。それは
いかに吉原に声がかかったことは吉原芸者の芸が認められた
ということが嬉しかった・・。淡々と描かれていました。
中村屋・・先代の中村勘三郎さん・・。今の勘九郎さんの叔父様。
余談ですが、私の叔父が先代の勘三郎についていたので
もしかして見ていたかもしれません。
・・叔父さん天国なので聞けませんが。
この「梅と松」の詞は日本画家の伊東深水、曲は春日とよ
♪梅と松とや若竹の 手に手ひかれて注連飾り ならば
嘘じゃないぞえ本だわら 海老の腰とや千代まで友白髪
よいよい世の中 よいところに譲葉(ゆずりは)のてもマア
明けましては 芽出たい春じゃえ
いけない私はところどころ忘れてしまっていて
今朝は、それじゃいけないと記憶をたたくように曲のお稽古。
曲を聞くと指使いはでてくるのですが、
ポンコツな私。
でもコツコツ精進かな・・。好きなことだから。
家元の曲ですし、出来なくてはいけない必須科目。
焦らず続けることですね。
しかし、みな子姐さん、すごい。恰好よかった。