満利江のスイーツな話!

ここ10年、芸者役が続き、自分ではその筋の印象なの

かと自分で勝手に思っていたのだが、

N○kのあるチーフディレクターの方に久々お会いして

「あなたといえばモンペ姿ですね」

と言われた。


・・・・・・・・・・・

そういえば今から16~18年前もモンペ姿の

役柄をやっていた。30代から40まで母親役。

母親役が多く、○○くんの母役。が驚くほど続いた。

1シーンでも絶対に印象づく役をとはりきった。

それが名シーンになる・・そのくらいのつもり。

そのくらい1シーン1カット命をかけた。

それで

私の場合、どうも同じような役がいもずる式に

長く続くことが多い。これは今に始まったことでは

ないんだと、今頃になってわかる。

芸者役も40代をうめつくした。


たしかに大正、昭和の顔立ち。

中身は日本のテイストはあっても自分を分析して

日本人離れした性格。規格外。

海外のほうがかなり会う気がする・・・本当に。

・・・どこで判断するかって、それは自分で。

海外の友人にも何故か言われる。


50代は・・・私の性格をぐっと出して、

日本人離れした感覚のおばさんでいこうかと(笑)。

帰国子女がおばさんになった時代というか。

ディレクターとプロデューサーにも

おばさんからおばあさんの年代の隙間を埋める役柄。

しっかり植え付ける。今までやってきたつぶやき作戦だ。

やっと男にも縛られず(笑)といってみたかった。

本当に自由さを感じるいまだからだ。


ただ、今いいことは30代など、割に一番下にいたADたちを

大事にしていたことかもしれない。

今や・・・・「偉くなって」・が、「偉そうになって」とつい言ってしまう。

毒舌な私。・・・・・・・

しかし役者ってなかなか横ばいの人生だなっておもう。

それは私が・・・なのかもしれないけれど

一向に偉くはならない。なりたくもない。

でも、

人生って面白い。

「満利江というばモンペ姿」

思わぬ発見で、新人の気持ちのような新鮮さ。

ディレクター、プロデューサーたのみます!!

近藤明男監督の「エクレールお菓子放浪記」は

「芸者役はできれば避けたいんです」と台本が出来る前から

お話をしていたので、その今回の旅役者の役で、鳥追いの格好、

楽屋着の浴衣姿、かっぽう着姿、モンペ姿で諸々荷物を背負う。

こんな扮装で美味しい役柄はないのではと思った。

ましてや衣装は萬木さんだ。光栄のいたりだ。


エレベーターでばったり女優の田村まどかさんに会う。

しばしお茶をした。

昨年の舞台の感想を素直に書いたお便りもしていたこともあり、

受け止めてくれていた。

若い人も頑張っている。私もやるだけやってみよう。