インタビュー「YouTube、2ndアルバム、日本などについて」@PensEyeView.com | マリエ・ディグビー Marie Digby オフィシャルブログ「MARIE DIGBY」Powered by Ameba

インタビュー「YouTube、2ndアルバム、日本などについて」@PensEyeView.com

こんにちわこんばんわ


マリエ制作担当のファニーボーイです

海外サイトPensEyeView.comにインタビューが掲載されてます
ちょっと長いですが対訳です

YouTube、2ndアルバム、日本の事なども深く話しております


※本文中にでてくる各ミュージシャン名を
 それぞれのMySpaceへリンクしております
 ご興味ある方はそちらで試聴してみて下さい



PensEyeView.comインタビュー
$マリエ・ディグビー Marie Digby オフィシャルブログ「MARIE DIGBY」Powered by Ameba-PensEyeViewロゴ


Marie Digby
Submitted by admin on Sat, 09/12/2009 - 19:19.
Richie Frieman

450人目のゲストとなる努力家DIYタイプのアーティスト、マリエ・ディグビー。
彼女が成功したのは偶然ではないし、レーベルやマネージャーのおかげでもない。
それらももちろん後押ししたが、誰よりもマリエ本人による所が大きい。
自分で撮影したリアーナ ”アンブレラ” のカヴァーがYouTubeで大注目を浴びた
(1400万ビュー以上)後、ディグビーは自ら道を指し示したのだ。
マリエ・ディグビー Marie Digby オフィシャルブログ「MARIE DIGBY」Powered by Ameba-pev091030_1

その道は1stアルバムに続いていた。
お馴染みのアコースティックスタイルを残したアルバム ”アンフォールド” は、
Billboard Chartで初登場29位、iTunes Album Chartで2位、Billboard Digital Chartで3位を記録。
続いて、自身のルーツにオマージュを捧げた全編日本語で歌うアルバム
”セカンド・ホーム” を発表(ディグビーファミリーは、日本を毎年訪れている)。

そして今、9月15日にアルバム ”ブリージング・アンダーウォーター” を(アメリカで)リリースし、
伸び盛りのアーティストの新たな側面を見せる。
ニューアルバムについてディグビーはこう語る。


「"アンフォールド” はとても好きな作品で、思った通りのアルバムを作る事が出来た。
 でも2ndアルバムには、何か違う事に挑戦する必要があったの。
 サウンド面に関しては、オープンに構えたわ。
 もっとビートを使った厚みあるサウンドを目指した。
 これから先も『ギターを持った女の子』としか見られないのは嫌だったから」


“ブリージング・アンダーウォーター” で新しくなったのは音楽だけではない。


「過去の恋愛は『傷付かない為に深い入りしない』って相手と自分の間に壁を作ってた。
 でも ”ブリージング・アンダーウォーター” の制作中はそれを卒業して、
 傷付こうが世界一幸せな気分になろうが、実際に体験してみる事が大事だと思ったの。
 恋愛中に起こる全ての感情を味わおうと思ったわ」



XXQs: Marie Digby

PEV:
マリエは2007年にYouTubeにアコースティックソングを投稿してからブレイクしたね。
今回、2枚目の英語アルバム、全体としては3枚目のアルバムをリリースするけど、
自分の成功を振り返ってみる事はある?

Marie Digby:
とても良い質問ね。実は振り返る時間はあまりないの。
昨年ほんの短い休みを取って、家族と一緒に1週間イスラエルに行ったわ。
過去を振り返る時間があったとしたら、その時くらいかしら。
あとは、日本とLAをつなぐ飛行機の中とか…。


PEV:
世界中を飛び回っているんだね。そういう生活はどう?疲れたりする?

MD:
昔から色々な場所を訪れるのは大好き。
ミュージシャンの良い所の1つは、色んな場所に行けること。
そういう仕事ができて本当に幸せ。ちょっと位疲れても構わないわ。
でもヘンよね、10時間を単に座ってるだけなのに本当に疲れるの。
でも、新しい場所を訪れたり、様々な文化に触れたり、
色んな国でライブをするのが本当に好き。


PEV:
ニューアルバムについて教えてね。
1stアルバムに比べて、新しい事にチャレンジしてみた?
どんなものに影響を受けて出来た作品なの?

MD:
Aaliyah, Lauryn Hill, Musiq SoulChild
バックにビートがある音楽を沢山聞いたわ。
”アンフォールド” は大好きだし望んだ通りのアルバムが出来たけど、
2ndアルバムは一歩進んで違う事を試してみる必要があったの。
サウンド面に関しては、オープンに構えたわ。
もっとビートを使った厚みあるサウンドを目指したの。


PEV:
2枚のアルバムに共通点も沢山ある感じだね。
今回のアルバムに収録されている何曲かは、クラブでも流れてそう。
そういうシーンに入って行く事に興味はある?

MD:
もちろん!
ラップ、ロック、ヒップホップ、ポップ、テクノ、カントリー・・・
あらゆる音楽を聞いて育ってきたわ。
一生『ギターを持った女の子』のままでいたくないから、
皆が踊れるようなダンストラックが自分に作れるか挑戦してみたの。


PEV:
まさに “アヴァランチ” はそういう感じだね。なぜあの曲を最初にした?

MD:
アップビートな曲だけど、込められているメッセージはどちらかと言えばダウナー。
もつれた恋愛の話で、時間とエネルギーを掛けて関係を修復するのか、
それともこのまま終わらせてしまうのか問い掛けている。
でも最後は少しの希望を見出しているから、アルバムの導入に丁度いいと思ったの。

マリエ・ディグビー Marie Digby オフィシャルブログ「MARIE DIGBY」Powered by Ameba-pev091030_2

PEV:
プロデューサーにBrain Kennedyを迎えているけど、
彼は有名ポップアーティストと多数仕事をしている人。
今回一緒にやってみた感想は?

MD:
素晴らしかったわ。制作を通じ、私たち仲の良い友達になったの。
彼は素晴らしいミュージシャン、作曲家、そしてプロデューサー。
今まで私が見て来たピアニストの内で、最高に上手い1人よ。
そんな才能あるミュージシャンと一緒に仕事を出来て、本当に楽しい時間を過ごしたわ。
仲良しの友達になれたのは、オマケね。


PEV:
このニューアルバムで「自分の壁を壊す」と言ってたし、実際に歌はとてもエモーショナル。
その辺りを少し詳しく教えて。
アルバム制作期間中は、どんな日々を送っていた?

MD:
過去の恋愛は『傷付かない為に深い入りしない』って相手と自分の間に壁を作ってた。
でも ”ブリージング・アンダーウォーター” の制作中はそれを卒業して、
傷付こうが世界一幸せな気分になろうが、実際に体験してみる事が大事だと思ったの。
恋愛中に起こる全ての感情を味わおうと思ったわ。
そして実際にそうしてみた。
その感情が歌に表れているんだと思う。


PEV:
マリエがYouTubeにアコースティックカヴァーを投稿した2007年を振り返ろう。
当時の事について書かれた記事ってあまり見当たらないんだ。
どうにか売れようと必死だったのか、それとももうレーベルと契約していたのか…。
振り返ってみて、今だったらああしたのにな、っていう事ある?
思った通りのブレイクの仕方が出来た?

MD:
すべてに感謝してるわ。
”アンフォールド” をレコーディングし終えた後、
もしYouTubeでの努力なしにレーベルと契約してアルバムがリリースされていたら、
誰も私の事を知らなかっただろうし、アルバムも失敗に終わったと思うわ。
これはあくまで私の意見よ。
全てあの6ヶ月間があったからこそ。
当時は『この曲をどうやって皆に知ってもらえばいいの?この音楽を通して皆とつながりたい』と無我夢中だった。
YouTubeがなかったら2ndアルバムを作ってないと思う。
だから、これまでの経緯にとても感謝してるわ

マリエ・ディグビー Marie Digby オフィシャルブログ「MARIE DIGBY」Powered by Ameba-pev091030_3

PEV:
マリエのケースは、劇的に変化する音楽やプロモーションの現状を表す一例だと思う。
MySpaceやYouTubeがこんなにもパワフルなツールだと知ってた?

MD:
知らなかったわ。
もちろん手助けにはなるだろうと思っていたけど、
ブレイクしたりキャリアを築いたり出来るなんて思いも寄らなかった。
MySpaceはあまり使わず、ほとんどYouTubeでやったの。
自分だけじゃなく、数え切れないアーティストが自宅から歌を発信している姿を見てきたわ。
プロだろうがアマチュアだろうが、ビデオ投稿して大きなチャンスを掴んだ人が多くいる。
YouTubeがこんなにも多くのミュージシャンの成功を手助けした事に、本当に感無量の想いよ。


PEV:
「新しいマネージャーを見つけるまでアルバムリリースを延ばしたいと思っている」
というレポートを読んだよ。
そして今週、マリエのTwitterページでマネージャーが見つかったと書かれているのを見た。
マリエにとってマネジャーは大事な要素?

MD:
すごく重要。もう1年近くマネージャーなしだったわ。
その間に沢山の事を学んだし、ある意味警告だった。
自分で全てをこなし、音楽業界について出来る限り学ばなければならなかった。
アルバムをリリースするには実際何をする必要があるのか、とか。
曲の事だけを考えていればいい訳じゃなく、
マーケティング、プロモーション、レーベル・・・全部を考える必要があったわ。
通常ならマネージャーが考える事よ。
それと同時に、今回のアルバムをマネージャーなしにリリースするには心細かったの。
きちんと物事をオーガナイズしてくれる人。それは自分で出来る事ではないわ。
そしてアジアにいる時に、ようやくマネージャーを見付けたの。
今は一緒に進行を決めていて、(アメリカでの)アルバムリリースを9月15日としている。
もう間もなくだけど、日程が決まってホッとしてるわ。


PEV:
アジアの事が口から出たね。
マリエのお母さんは日本人で、その事は自身のキャリアにおいて大きな要素みたいだね。
2ndアルバム ”セカンド・ホーム” は日本語アルバムだし、最近日本ツアーを終えたばかり。
アジアや日本との繋がりについて教えてくれる?

MD:
私の中では大きな事よ。
母は日本人で、私たち姉妹は日本語を教えられて育ったわ。父も日本語を話すの。
生まれてから毎年日本に行っていたから、もう生活の一部よ。
今こうしてアーティストになって、英語と日本語の両方でアルバムをレコーディングできる。
この先もそう続けて行きたいわ。
日本人の祖母は、私の一番のファン。
だから、お祖母ちゃんも一緒に喜んでくれるよう、色んな意味で最高の自分でいたいの。


PEV:
いくつか基本的な質問をさせてね。
音楽に目覚めたのはいつ頃?

MD:
まだ本当に幼い頃だと思うわ。
記憶のある限り、音楽ほど好きになった物はないの。
特に覚えているのは、3-4才頃に母とブロードウェイに ”Cats” を観に行ったの。
上演中、私は微動だにせず舞台に釘付けになっていたわ。
そして家に帰ってからピアノで曲を再現しようとしたの。
だから、音楽好きは生まれてからずっとよ。


PEV:
好きなアーティストは?

MD:
13才の頃出会ったPortishead
私は90年代に育ったから、Radiohead, Smashing Pumpkins, Tori Amos, Sheryl Crowなどを聞いて来た。
Jimi HendrixLed Zeppelin、それにA Tribe Called QuestAaliyahも大好き。
色んな音楽を少しずつかじっているわ。


PEV:
すごく頻繁にTwitterのブログや写真をアップデートしてるよね。
ああいうのを小まめに更新するのは好き?
マリエ・ディグビー Marie Digby オフィシャルブログ「MARIE DIGBY」Powered by Ameba-pev091030_4

MD:
そうね。
映画やTVを見てのんびりしたい時なんかは、義務的に感じる事もあるけど。
でもアーティストとしての自分にとって、近況や音楽観をファンと共有するのは大切な事。
楽しんでやってるし、出来るだけ新しい情報を載せるようにしてるわ。
今Twitter, YouTube, MySpace, Facebookをやっているけど、これで手一杯!


PEV:
最近Esquireの ”Funny joke from a beautiful women feature(美人が教える面白ジョーク)” に出ていたね。
ああいう取上げられ方を否定的に捉えた事はある?
自分自身をセックスシンボルだと思う?

MD:
とんでもない!ノーよ。
でもEsquireの記事はとても面白かったわ。
これは後に撤回するかも知れないけど、Maximとかをやっている自分が想像できないわ。
Maximがヘンな訳じゃなく、アーティストとしての自分と合わないと思う。
でも、品があって美しい限りセクシーである事は素晴らしいと思うわ。
少なくとも私にとっては。
Raunchyは他の人には分からないけど、私の音楽に合うか分からないな。


PEV:
最後の質問。何かPensEyeViewの読者が驚くようなマリエの秘密はある?

MD:
実は、私キックボクサーなの!
UFCのMMAファイターMajid Raeesともう数ヶ月間トレーニングを積んでるわ。
趣味の1つよ。


マリエのニューアルバム ”ブリージング・アンダーウォーター” は(アメリカで)9月15日にリリース。
現在ツアーも準備中とのこと。


『マリエ・ディグビー オフィシャルHP』
マリエ・ディグビー Marie Digby オフィシャルブログ「MARIE DIGBY」Powered by Ameba-HPバナー090621