療養型の病院へ | marieとリョウの人生ヒマつぶし

marieとリョウの人生ヒマつぶし

フツーの主婦marie(マリー)と
その息子リョウのフツーの日常が一転、
2011年、東日本大震災の被災者に。
2016年、大黒柱のパパが難病に。

ちょっとだけフツーじゃなくなってしまったけれど

フツーじゃないあれこれが
我が家の新しいフツーになりました。

主人は今日から療養型の病院に

入院することになりました


入院というか“入居”の方がしっくりくるかな



療養型病院というのは慢性期医療といって

在宅療養中に状態が悪化した患者などが

医師の管理下で看護、介護、リハビリ等の

必要な医療を24時間体制で受けることができる病院


これまでヘルパーさんや

訪問看護師の方々などに頼りつつ

どうにかこうにか自宅での介護をしていたのですが

ここ最近、ふたりとも限界を感じていて

療養型の病院を探し始めていました


私個人としては、もうすこし自宅で頑張って

年内にでも受け入れ可能な病院が見つかれば

有難いかなと思っていたのですが


そんな矢先

自宅で食事中に意識混濁状態となり

救急車で運ばれることになりました

そして、そのまま緊急入院


すぐに意識も戻って

会話も普通にできる状態になりましたが

在宅復帰は難しいという判断から

本格的に療養型の病院との調整を始めました


思っていたより話はスムーズに進み

本人の状態が落ち着き次第

緊急入院した病院から療養型の病院へ

転院することになり、現在に至るという感じ


療養型病院は基本的に高齢の方ばかりで

主人はまだ若い方だしかわいそうかなと

利用にためらいがあったのですが

本人の意向や病状も考えて

ここで踏み切ることにしました


主人のような進行型の病気の場合

この先、在宅医療に復帰するのは難しいため

いつかのその日が来るまでずっと

そこで生活していくという考え方の場所

いわゆる“一方通行”の入院です


7、8、9月は怒涛の展開で

毎日、追いたてられるように

目の前の作業をこなしていった結果


気付いた時にはこの状況が

目の前に、ハイ!と置かれた状態で

私自身は実はあまり現実感がないってのが本音


だけどこの先

主人が生きて自宅に帰ってくることは

多分もうないんだろうなということは

残念ながら事実です



でも、何が起こるかわからない毎日が続き

常に緊張していた私は

いつ破綻するかわからない状態


主人もこんな私よりプロ相手の方が

気を遣わずに済むこともあるだろうし


リョウにもいろいろ我慢させて

しまっているところもあったので


3人がそれぞれ上手く収まる方法が

療養型病院への入院という形になりました



改めて、お世話になる方々にお会いし

手続き等を済ませてきたのですが

主治医の先生やスタッフの方も丁寧で

明るく感じの良い病棟だったので

ずっとあった不安も少しは軽くなりました


リョウ家はこれまでとはまた違った

新たなステージになりますが

いつも通り私たちらしく

ボチボチやっていこうと思います


まぁ、状況は変わったけど

家族3人みんな元気です


結局のところ

それだけで十分ちゃうかなって

思ったりする午後でした(*‘ω‘ *)