先日、群馬に行ったときのこと。
彼のじぃちゃん、ばぁちゃんと、彼と私、4人でお話していて。
彼が、ばぁちゃんの手をギュッと握った。
特に、話題がソコへいくこともなく。
ごくごく自然に、優しく撫でる。
ばぁちゃんの、フっと力の抜けた表情をみて、
年を重ねて、もうあまり誰かと手を触れ合うことがなくなってきただろう。
若い人の手に触れて、安心感や委ねる気持ちや・・・
ばぁちゃんは、とっても嬉しそうで
私も温かくなった。
東京に戻り、彼にそのことを話すと。
母方のおばあちゃんが、もう意識が朦朧としている状態のとき
手は一番敏感な場所だからと、ずっと撫でていた。
話しかけても分からないかもしれないけど、手に触れてたら何か感じてくれると思って。
それを、思い出してさ。
まだまだ意識があるうちに、沢山手を握ろうと思って。
骨と皮の細い手で、ご飯作ったり家事やったり、すごいよね。
と。
亡くなったじぃちゃんを、思い出し、
そういえば、お母さんも一生懸命手を撫でていたなぁ。
私も手に触れてたけど、なんだろう何か伝わっているかもしれないとか
そんな風には思っていなかった。
もっともっと、触れていれば良かった。
近々、秋田のばぁちゃんちへ行く予定だ。
おばあちゃんの手に触れて、沢山お話してこようと思う。