いつもご覧くださっている皆様へ

 

いつも大変お世話になっております。

イラストレーターMariの息子です。

 

突然のお知らせとなり誠に申し訳ございませんが、昨年より直腸がんにて闘病中であった私どもの母は、去る10月12日(月)午前2時00分、53歳にて安らかに永眠いたしました。

ここに生前のご厚誼に深く感謝するとともに謹んでお知らせいたします。

 

心配をかけたくないという本人の意志により、闘病について広くはお伝えしておりませんでしたので、突然の訃報となってしまった方も中にはいらっしゃるかと思います。本人に代わり、お詫び申し上げます。

葬儀につきましては親しい方や近々の仕事等でお世話になった方々を中心に、先日執り行わさせていただきました。通夜には本当に沢山の方々にご参列いただき、誠にありがとうございました。

 

仕事、プライベート問わず、絵を描くことが好きだった母は病床にて仕事絵を書き上げ、最期まで画材と一緒でした。本投稿の絵は逝去する1週間前に描いた最期の絵、「思い出の岸辺」になります。母が30年暮らした調布や長男の住む信州など、母の中で印象深い風景から生まれた心象風景になります。

昨年末からの化学療法時やホスピスの病床においても絵を描き続けるその姿は、ただただ尊敬の念に堪えないものでした。

 

なお、こちらの最期の遺作も含め、年末に展覧会を予定しております。詳細が固まり次第、またこちらのページにてご連絡させていただきます。

 

末筆ではございますが、生前中は皆様方に大変お世話になったことを、故人に代わり心より厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
今後ともMariが描いた作品たちを愛し、覚えていて頂けると嬉しいです。

 

令和元年10月

 

林 大河・大樹