2月後半ぐらいから、大変な花粉症に悩まされています。普段は薬をほとんど飲むことがないのですが、この春は薬を手放すことができないほど。そういえば昨年9月も毎日薬を飲んでいたっけ。
新しい国に引っ越して1年目はたいてい問題ないのですが、2年目になる頃から花粉症が出てきます。マヨルカ島には何の花粉が飛んでいるのかわからないけれど、このところ海の表面には黄色の花粉がたくさん浮いているし、路駐している車の上にも黄色い粉がたくさんついています
この5月にはフィンランドに戻る予定ですが、美しいフィンランドの5月は私には恐怖 長い日照時間とようやく暖かくなるおかげで、一気に草花が芽吹き出す、生命の息吹を感じられるこの季節。私の大敵、白樺の花粉も一気に吹き出すのです。白樺に覆われているこの国に、避難できる場所はない スギ花粉と白樺花粉の形は似ているそうで、ゆえにスギ花粉症の人は、白樺花粉にも反応するのだとか。
唯一花粉症がなかったのはシンガポール。インドネシアからのヘイズには反応したものの、花粉はなかった。南国の花って鮮やかな分、色で虫をおびき寄せて受粉できるのかな。
マヨルカ島だって一年中色鮮やかなブーゲンビリアが咲いているのに。。
それとは別に、マヨルカに来てから、食べ物のパッケージにSIN GLUTEN(グルテンフリー)の表示をよく見かけることに気づきました。
フィンランドのスーパーにはグルテンフリー食品コーナーがあったし、レストランのメニューには必ず(G)や(L)のマークがついているのです。これはグルテンやラクトースが含まれているという表示。フィンランドには本当にいろいろな食品アレルギーを持つ人がいるので、そういう方たちへの配慮としてマークがつけられているのです。
グルテンとは何か、さえ知らなかった私ですが、まぁ食品アレルギーはないからとスルーしていました。
花粉症の話をこちらの友人にしていたら。
「グルテンフリーをやってみたら、いろんなものにアレルギー反応を起こしていたのに、何も反応が出なくなったんだ。白砂糖とグルテンをやめてみたらいいかもしれないよ。」と。
以前もドイツに住んでいる日本人の友だちが「グルテンフリー生活にしてみたら、膨満感がなくなって、体調が良くなったの。」と言っていたのを思い出しました。
ヨーロッパにいるとグルテンを含んだ食品ばかり。パン、パスタ、ピザ、クッキー、クラッカーと主食や間食はほぼグルテンを含んでいます。対して、グルテンを含まないお米が主食の日本人。ヨーロッパの人たちと同じだけグルテンを食べると、体に負担になるのだとか。
実はグルテンについてはこの話を聞く前から気になっていて。妹がマヨルカに遊びに来てくれた時にロシアのテニスプレイヤー、ジョコビッチ選手がグルテンフリー生活をしてベストプレイヤーになった話をしたのです。
ヨーロッパでグルテンフリー生活はかなり難しいけれど、日本でなら可能だろうと年末年始の一時帰国中に試みようとしたのですが。
なんだかんだクリスマスやらお正月やらで、日本に暮らしていても食生活を整えるのが難しい時期。しかも一時帰国中は日本の美味しいケーキも食べたいから、グルテンフリーはやはりムリ
でも。
子どもが生まれてからというもの、子どものご飯はきちんと作るのに、自分の朝ごはんや昼ご飯は簡単につまめるクラッカーやクッキーばかり。こんなじゃ良くないよなぁと思いながらも、夜ご飯はきちんとしているからいいか、と都合よく考えていました。
けれども。
もし友人のようにグルテンフリー生活することで少しでも花粉症が良くなるのなら、やってみる価値あるのかも。
グルテンフリーと聞いて、私はよほど悲しそうな顔をしたのでしょう。「一生じゃなくていいんだよ。2週間でも1ヶ月でもやってみたら違うかも。」と友人。
実はあまりにグルテンフリーという言葉を聞くので、自宅ではお菓子を作る時に小麦粉でなくEspelta(小麦粉の一種だけれど腸に負担が少ないらしい)を使うようにしているのですが。普段買っているパンなどは全く気にしていませんでした。
さっそく友人に勧められたグルテンフリーのパンを買ってみる。
しかし。
いつも、小腹が空いたときに食べている胚芽クラッカーはグルテンを含んでいるのはわかっていたけれど。トルティアチップス、チョコレートにもグルテンが入ってる。
主食については、パン、パスタ、クスクス、ブルガーなどはすべてグルテン入り。
私がやめようとしていたポテトチップスはなんとグルテンフリー
しかし、いいよなぁ、夫。ベジタリアンになればベジタリアン食を用意してもらえて。私だって誰かにグルテンフリー食を作ってもらえたら…。これ、同居し始めた時に自分はアジアご飯を作りたいし、しっかり食べたいから夕食は自分が担当する(ギリシャは昼ご飯しっかり、夜ご飯は軽いので)と宣言した自分がいけないんだけど。