一時帰国にあたり、マヨルカ島からまずはフィンランドへ。フィンランドで一泊してから日本に飛びました。

マヨルカ島を出発する直前に、アテネにいる義母の容態が悪化し、日頃義母の世話をしてくれているお手伝いさんや看護師さんからひっきりなしに主人に連絡が入るようになりました。フィンランドから日本ではなくギリシャに飛んだ方がいいのでは?と提案する私に、万が一の時は日本滞在を切り上げてギリシャに行くかも、と言いながら、子どもと三人で無事成田に到着、都内の私の実家にたどり着きました。

が、ホッとしたのもつかの間、義母が入院した病院から危篤の連絡が入り、翌日主人はアテネに戻ることに。この日は父と主人のお誕生日。私の父と主人は誕生日も干支も一緒という不思議な縁なのですヘビ三廻り違うけど…

今回の帰国の目的は、2人の誕生日をみんなでお祝いすることでもあったので、深夜のフライトで日本を発つことになった主人と、昼間のうちにケーキを買いに行ったり、私の日本食材調達をしに行ったりしました。

一時帰国の時には必ず買って帰る食材は増えると重くなるので、主人と私のスーツケースに分散して持ち帰るようにしているのです。今回も、日本米、料理酒、みりん、土佐酢、醤油、麹、味噌、梅干し、コチュジャンといった重いものから、干し椎茸やひじきといった乾物まで一揃え。主人がアテネ経由でマヨルカ島に持ち帰ってくれることになりました。

スーパーで調達していると、主人は主人で何か調達している様子。カゴの中を見てみると…

どら焼き!x 4パック


(画像お借りしています)

あずきと抹茶味が2パックずつ入っていました。

そして
人形焼!


(画像お借りしています)

さらに

カステラ!


(画像お借りしています)

日本のお菓子が大好きラブ な主人は、餡子のお菓子を中心にたくさんのおやつを調達していたのです。

ドイツに住んでいた頃、『ヨーロッパの人は餡子が苦手な人が多いよ』という私の忠告を無視して大好きなお饅頭をたくさんお土産に買って帰り、会社のドイツ人たちに配ったところ概ね不評だったことをいまだに不思議がっている主人。この日はいちご大福と柏餅も生まれて初めて食べ、日持ちがしないためギリシャに持ち帰れないことを残念がっていました。が、どら焼き、人形焼、カステラを大量に買い込み、満足そうラブラブ

バースデーディナーはお寿司を出前で頼み、昼間買ったショートケーキでお祝いショートケーキ ショートケーキもヨーロッパにはないから、主人にとって初めての経験。「なんて美味しいんだ!」と大喜び爆笑 やっぱり日本のケーキっておいしいねお願い


たった一泊の短い日本滞在になってしまったけれど、おいしいお寿司でみんなで誕生日をお祝いできてよかったニコニコ 日本に住んでいたら当たり前にできたことかもしれないこと。でも私たちにとってはなかなかできないこと。父が大病を患ってからは、孫と誕生日をお祝いさせてあげたいという気持ちが一層強くなっていたので、実現できてよかったクローバーピンク薔薇 そして主人も短い滞在の中で、いちご大福、柏餅、ショートケーキを初めて食べ、どら焼き、人形焼、カステラも買えて良かった流れ星 本当は親子3人と両親とで一緒に過ごせたら良かったけれど…また近いうちに来ることにしよう富士山

まずはドーハへ、そしてドーハからアテネに飛ぶことになり、羽田空港でドーハ行きの便を待っていた主人に、義母の訃報が届きました。父と主人の誕生日は、義母の命日にもなってしまいました。生きていることの大切さをあらためて思った日でした。