モノへのこだわりが強い方だと思います。いや、モノに限らず色々とこだわりがある方で、人にも指摘されたりします。芸術家を目指していた頃は、「こだわりが強い」って褒め言葉に捉えていたのですが、排他的とか許容範囲が狭いというようにも聞こえたりして、最近はあまりよくないのかなぁと思うようになりました。

もともと落し物の多い私、子どもが生まれて寝不足や疲労でさらに落し物が加速しています。子どもの帽子、カーディガン、ジャケット、哺乳瓶…この一年半でなくしたものを思い出すのイヤなくらいもやもやかわいいものをこだわって選んだつもりだから、なくなった時のショックは本当に大きい…えーん日本ではモノを落としても、来た道を戻れば必ずと言っていいほど見つかっていましたが、ヨーロッパでは皆無です。

先日も子どもの水筒を落とし、来た道を何度も歩いたけれど見つからず。あまり水を飲まない我が子がこの水筒なら多少飲んでくれたことに加え、気に入っていた柄だっただけにショックで。我が子は柄など全く気にしていないのだけれど。

年齢的にあと何ヶ月こんな水筒を使うのかわからないながらも、どうしても同じものがお店に買いにバスに乗る。全く同じものでなければ徒歩圏内の薬局にもあるのに。
が、バスに乗って着いたお店には、同じモデルの違う柄しかなく、どうしてもこの柄が好きだった私は、今度は反対方面のバスに20分も乗り、別のお店に買いに行ったのでした…。


時間がないといつも言いながら、こだわりのためにバスでお店まで出かけた時間、ムダだよね…。

その前の週にも気に入っていた子どものジャケットを落とし、散々探したのに見つからず、デパートにも足を運んだけれど同じものはもう売っていなくて。わかる言語の国のオンラインショップをくまなく探したけれど見つからず。これはモノを大切にする精神というよりも、モノへのこだわりまたは執着が強いのだと気付きました。だって、もう少し大切にしていたら、こんなにしょっちゅう落とさないような…?疲れている時に限ってこんなことになるのも否めないケド。

とにかく、モノの管理をしっかりしないとなくした時に費やす時間が半端ないから、気をつけないと!そしてこだわりを少し緩和させて、「モノとのお別れの時だったんだ」と納得できるようにしないと。

落し物が多い時は疲れていることが多い。子ども赤ちゃんの体力もかなりついてきているから、毎日バスに乗って公園や海波に連れて行き、それゆえに疲れるし落し物も多くなるのです。子ども赤ちゃんは公園や海で散々一緒に遊び、帰り道にベビーカーの中でぐっすり寝て帰宅と同時に起きるから、私の休み時間は唯一、バスの中。

この日も海やしの木に行き、あまりの海の美しさに写真を撮ろうとしたら…ポケットに入れていたはずの携帯がないガーンガーンガーン いや、落ち着いて探せばあるはず、と、とりあえず砂浜にベビーカーを止めて、荷物を全部広げてみたものの、やはりないガーン 擦られたーーー!!

後で確認したところ、擦られたと気づいた直後に電源が切られていた様子。さてはプロの犯行グラサン

日本にいた時、ヨーロッパの人たちが六本木のバーにお財布を忘れて来ても、中身が擦られることなくちゃんと戻ってくる、と驚いていましたが、ヨーロッパではお財布が戻ってきても中身は空っぽになっていることがほとんど。フィンランドで3回、マヨルカ島で2回お財布を擦られた経験より。

もともとの落し物の多さに加えて、マヨルカ島に引っ越してきてからはスリも多いからモノをなくしがち。携帯は友だちとの連絡がつかなくなってしまうこともあり、パソコンを使わなくなった昨今、ライフラインなのですアセアセ実際新しい携帯を買ったものの、LINEだけはデータ移行がうまくできず、何人かの友だちとの連絡が途絶える…。

モノって便利で生活を豊かにしてくれ、特にこだわって買ったものは気持ちも楽しくしてくれます。それだけになくなった時の喪失感や不便さは大きく、ショックも大きいのです。

モノの管理を徹底するように、落し物やスリ対策はしっかりと。でも万が一モノをなくしてしまった時の気持ちの切り替えを学ぶことは必要かもしれない。つきあい方をうまくしていかないと。

そして、モノがなくなった時にいつも思い出すのが、六本木でお財布を忘れてもそっくりそのまま戻ってきたと豪語していたヨーロッパの人たちのこと。そして海外生活に少し疲れを感じてしまう時でもあります富士山日本国旗