アテネ滞在も5日目。本来なら義母宅に毎日来てくれるはずのお手伝いさんが来なくなり、私がご飯作りを担当している今回の滞在。ご飯作りのためにスーパーや八百屋さんにも足しげく通っています。冷蔵庫や冷凍庫の中をチェックして、足りないものを買い出しに行っているのですが…

ある日、外出して帰ってきたら、冷蔵庫に入っていたホールのパイが半分以上減っていましたガーン

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みんなで食べるつもりで買ったチョコレートケーキ2個、いちごのタルト1個の入った箱を開けたら、チョコレートケーキだけきれいになくなっているびっくり

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子ども用に買っておいたいちごぽってり苺もまるまるひとパック空っぽになっていて、買いに走る!! こんなにいっぱい入っていたのに…もやもや

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これ、全部義母が1人で半日にたいらげたもの宇宙人くん
冒頭のパイはガラクトヴレコという牛乳プリンを固くしたようなものがパイの中に入っていて、さらにシロップがたっぷりかかった甘いパイカップケーキ 甘いもの好きの私でも、2cm x 2cm食べたらもう結構、というほどの甘さ。

外出する前に、義母の大好物のチョコレートアイスもたくさん出したのに、冷蔵庫に入れておいたご飯には手をつけず、甘いものだけ食べていたみたい!! 訪ねてきた近所の人や主人に怒られながらも、まだチョコレートやいちごを食べようとしている義母ぽってり苺 ふたパック買いに走ったけど、ひとパックは子ども用に隠しちゃったもんねっ!

私が妊娠中、余命3か月と言われた義母。孫が原動力になってくれているのか、それから2年、いろいろ不調はあるものの前より元気になっている。塩分をとってはいけないけれど、砂糖に制限はないため、甘いもの食べ放題!! お手伝いさんも言われるままにコーラやチョコレート、アイスクリームを買ってくるから、家には在庫もいっぱいあり、ご飯はそこそこに食べたいものを食べたいだけ食べています。健康な人でもこんなに食べるのは体に良くない…ショボーン 主人に怒られている義母を見ながら、東京にいる父のことを思いました。

私の父は、2年半前に消化器系の大病を患い、手術は成功して日常生活を支障なくできるようになったものの、予後が良くないことで知られる病気であったこともあり、毎日食べるものに神経質になっています。食べ物に制限はないものの、父の体調が良くないと台所担当の母が責任を感じたりと、食事は一大事なのです。

好きなものを思う存分食べている義母。寿命を縮めているかのように見えるけれど、ストレスなく楽しんで食べていることで長生きできるのかもしれないおばあちゃん

自ら食事制限をしている父は、ストレスが多いけれど、実際には身体に負担の少ないものを食べていることで長生きできるのかもしれないおじいちゃん

果たしてどっちが幸せなんだろう。こればかりは、神のみぞ知る、なのかな。

2人ともあと少しで喜寿を迎えます。私がその歳まで生きたら、好きなものをたらふく食べるのか、それとも食事制限をして長生きを目指すのか!?