マヨルカ島のパルマの中心地、La Rambla(ラ・ランブラ)の通りにはたくさんのお花屋さんがあります。通りに大きな小屋のような建物が列挙していて、それぞれお花を販売しているのですが。

ひな壇に並んでいるのです。赤だから余計にひな壇に見える!?

{07FC3EE5-DB6B-41C0-B1F3-2F6C5E9A768E}

そして花より何より、ボリューム重視!? このアレンジメントなんて、バラ3本、紫キャベツみたいなの2本でこんなに巨大に。

{FD793FDA-D812-45B2-B741-8C64045C3E42}

他のお店でも、バラ3本にガーベラ3本、バラ3本にユリ3本などで、あとはグリーンやかすみ草で埋めている感じ。これ、男性が抱えるのも一苦労の大きさです。こちらのお店はもう少しお花が多めかな?

{2884C17C-C954-4851-AADD-C22E02FECD72}

このカーネーションのアレンジメントは、日本人の感覚に近いかも。

{5EF42CC8-7171-4D1B-A4E7-364FB39E6577}

…と、なんだか質より量、量より大きさ、といったお花のアレンジメントの印象です。

考えてみると、日本のアレンジメントって美しかったなぁ。いや、こちらのアレンジメントが美しくないとは言いませんが、ちょっと感覚が違うのかなぁ。

日本でよくアレンジメントを買ったり作ってもらったりした青山フラワーマーケットのサイトを見ていたら、そうそう、日本のアレンジメントってこんな感じ。同色のグラデーションを利用しながら差し色を入れたり、粗密を上手に使って、お花とお花の間がスカスカになっていないんです。

{EFC65519-84F4-42C4-A4C4-341F283E5EDF}


(画像お借りしています)

お雛様仕様のアレンジメント。こちらも丈の高い桃の花と他のお花が見事に調和しています。

{980D330B-FC3B-489A-BCFF-B330776C48CE}

(画像お借りしています)

こちらは花キューピットのサイトから、ピンクのアレンジメント。ここまでびっしりとお花がまとまっているのも素敵。使っているお花の量も違います。


{7C6D1659-1009-4DDF-845F-A46DE423BED4}


(画像お借りしています)

友だちのお知り合いの日本人がパリでフラワーアレンジメントをして活躍されているそう。特別な才能や感覚をお持ちの上、たくさんの努力をされたのでしょうが、お花屋さんのアレンジメントのレベルが高い国で生まれ育ったことも影響しているのではないかな。

シンプル生活を楽しんでいらっしゃる、こまさんのブログに載せられた、お子さんが作られたという新年のプリザーブドフラワーのアレンジメント。とーっても素敵ですラブこんな美しいアレンジメントを子どもの頃から作るクラスがあることも素晴らしいラブラブ

日本の友だちがお華同好会に入っていて素敵な作品を写真で送ってくれたり、ヘルシンキに住む日本人の友だちも華道を習っていてお部屋にお花を活けていたり。お花が身近に、そして活けることまで美にする文化が、アレンジメントの美しさにつながっているのでしょう。

日本はお花先進国かしら。マヨルカ島、もう少し頑張ってもいいような…(もっと高級なお店に行けば素敵なアレンジメントもあるみたいですが)。