今日はスケッチのグループで、春節のお祭りに行くことになりました。

首都パルマ市内のこの付近、中華街こそないものの中国人がたくさん住んでいるのです。

なんだか北京の裏道にまぎれこんでしまったみたいな雰囲気です。漢字の書かれた看板が並び、旅行に来たような錯覚に。

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春節のイベント会場に近づくと、赤い提灯が枯れ木を彩っていました。

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曇り空の下、中国人だけでなく、地元の人や観光客も集まってきました。獅子と龍の対決(?)があるとやらで、それを目的にしている人が多いそう。

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広場には20件近くのお店や会社が出店して、雑貨や食べ物を販売したり、旅行や保険のプロモーションをしていました。

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赤と黄色ばかりで、楽しい気分になります。

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いろいろな商品が並んでいましたが、シンガポール在住時代によく見たパイナップルのデコレーションは見かけず。シンガポールやマレーシアならではだったのかなあ。

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手作り風車が2ユーロで売られていたりして、なんだかほっこり。

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蒸し餃子や春巻きを売っていたお店は、この後写真を撮るどころではないほど混み合っていました。餃子おいしかったー!

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獅子と龍の対決が始まる頃には大混雑で、獅子など背の低い私には全く見えませんでした。

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なぜかくまモン登場。なんで??

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小さな子どもが獅子の人形を買ってもらって大喜びしていました。いつか自分の子どもにねだられたら…買うのかなぁ。あまり趣味じゃないけど。

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実はスケッチに行ったはずが、あまりの混雑に早々にスケッチをやめ、餃子や春巻きに舌鼓を打ち始めた私。いやー、やっぱり中国人がつくる点心はおいしいなぁ、と満足してスケッチ仲間たちのもとに戻りました。

グループのメンバーの半分はプロの方だから、混雑していても傑作が出来上がっているのはさすが!みんなでスケッチブックを見せ合うのですが、自分のスケッチブックを出そうとしたら…スケッチブックがないよ!!!

たいした絵は描いていないけれど、下手なりの一生懸命が詰まった大切なスケッチブック。盗まれるわけはないから、落としただろうと食べ物屋さんを一軒ずつあたるも、そんなものはないという。お気に入りの春巻きのお店は混みすぎて聞きにいかれず、イベントが終わるまで待ってから聞きに行くことにしてそれまで周囲を探すことに。…っていうかスケッチに来ておいてスケッチブックをなくすって、こんなマヌケなことがあっていいのか?しかも餃子や春巻きにうつつを抜かしていたのが原因だなんて。

たくさんの人たちに、スケッチブックがないか聞いて回っていたら、何人かの中国人が覚えてくれて「見つかった?」「早く見つかるといいね。」と声をかけてきてくれました。時間が経つにつれて希望を失い始めた頃、「まだ見つからないの?イベントマネージャーに聞きに行ってくる!」と若い女性が声をかけてくれました。相当な人に私の紛失は知られていたらしい。

イベントマネージャのところに行くと、「あー、あの青いのね。春巻き屋さんで預かっているよ。」と!!何度もお礼を言いながら、お礼に何かご馳走させてほしいと言いましたが、「そんなのいいよー」と女性は人混みの中を去って行きました。こんなに大切なものとは、誰も思っていなかっただろうなぁ。

しかし!春巻きにうつつを抜かしてそこまで大切なスケッチブックを落とすとは!大切なものは食欲に負けずきちんと管理すること、そして名前と携帯番号を書いておくことを肝に銘じたのでした。

それにしても、中国人たち、本当に優しいな。スケッチ仲間たちにも紛失のことは話したけど、いつのまにか解散していたよ。

新年快乐,万事如意!