ギリシャ、アモルゴス島での結婚式のため、ギリシャに住まない私たちに代わってたくさんの友人たちが準備に携わってくれました。お花屋さんはアテネからたくさんのお花を積んだバンで駆けつけてくれました。ほとんどのギリシャ人ゲストはアテネに住んでいるので、船で6時間かけてアモルゴス島に到着。サントリーニ島に集合していたヨーロッパや日本からのゲストとここで全員が合流。

 

アテネからはるばる来たお花たち。

 

サントリーニ島から船で一時間かかる空港のないアモルゴス島での挙式を決めたのは、友人のお父様がアモルゴス島の教会の神父だったということが大きな理由でしたが、ほかのギリシャの島に比べて観光客が少なく静かで、キクラデス諸島によくある、白い建物にブルーの窓枠やドアといったかわいらしい建物が多く、海もきれいでとてもかわいい島でした。

 

島にはヤギがいっぱい!ちなみに結婚式のディナーのお肉はヤギ料理でした・・・。

 

ギリシャ人でも行ったことがない人の多いこの島にはフランス人がたくさん訪れます。

理由はこの島で一部撮影が行われた「グラン・ブルー」という映画です。フランスとイタリアの共同制作の映画、1988年に公開されてフランスで絶大な人気となり、今でもこの島を訪れるフランス人が後を絶ちません。

 

ギリシャの結婚式でBest man, Bride maidが用意してくれる風習になっているのが、式で使うワイン入れとワイングラス。

 

 

結婚式に必要になるのがステファナと言われる冠です。二つの輪っかがリボンでつながっていて新郎、新婦が式の最中で頭に載せ、祭壇の周りを3回周ります。これが夫婦としての証になるのだとか。

 

ステファナを載せて祭壇を周っているところ。ギリシャ正教の結婚式は基本的に立ち席です。

 

結婚式の引き出物として渡すのは、アーモンドやチョコートをお砂糖をコーティングしたもの。

私たちはこれにステファナとお揃いのオリーブの葉っぱを象ったブローチを作ってもらい、ゲストにつけてもらいました。

 

ディナーメニューも載せた式次第は、挙式をした教会を自分で描いて印刷した、手作り。

 

ウェディングレセプションを行ったのは、アモルゴス島のAquapetraというホテルです。

https://www.tripadvisor.com/Hotel_Review-g189423-d2276710-Reviews-Aquapetra_Hotel-Amorgos_Cyclades_South_Aegean.html

スタッフのみんなが協力してくれて、文字通り夜通しのパーティーを一緒に作り上げてくれました。ギリシャ人と一緒に何かをした経験は初めてだったのですが、みんな私の意見を尊重したうえで、心をこめてきめ細やかな対応をしてくれたのがとても印象的でした。

 

確か夜中の3時くらいまでみんなで飲んで、踊って・・・。そこから海辺に行って語り続けたゲストたちもいたようですが、私はあえなく3時で退散。楽しい一日でした。