今日は私の師匠 山岡久乃先生の命日
毎年バレンタインデーがくると
あー命日だなと思います。
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先日、お墓参りに行きましたら、
先週の雪が残っていたので、
命日の墓参の方に申し訳ないと
雪かきに精を出したものの、
何か怒られるような気がして
両隣までやらせて戴きました[みんな:01]
そうしたらまた雪!
今日はスッポリ埋まっているのかな(>_<)
あー申し訳ありません[みんな:02]

山岡久乃、
若い方々の中にはもうご存知ない方もいらっしゃるでしょうが、
渡る世間、の節子さん、それ以前に
ありがとう、のお母さんで
記憶に残ってる方が多いですよね。

テレビの芝居も素晴らしかったけど、
舞台が好きでした[みんな:03]
翻訳ものも良かったし、
最後から二本目の、芸術座のもず
亡き淡路恵子さんとの掛け合いや
情のある芝居は忘れられません。
かつての想い人にお茶を入れるシーンは絶品でした[みんな:04][みんな:05]
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日常では、よく芝居を一緒に見に行き、
感想を興奮して語り、
歌舞伎座で踊りを一緒に踊って戴いたり、
私の踊りや三味線や鼓のビデオを
石井先生に渡して売り込んでくださったり、
私が初めて名前のある役を戴いた
女たちの忠臣蔵では
わずか1.2分の出番のせりふや動き方を
何日もかけて丁寧に教えて下さいました。
その時の教えが今日に活きている気がします。

一緒にキャンプにも行ったし、
山登りをして昔話を聞いたり、
四六時中朝から晩まで一緒でした。

私が師と思う女優さんは
山岡師をはじめ、一番最初に私を認めてくださった池内淳子さん、
当時、池内家から山岡家へお嫁に行ったようなもので、
あそこで認められたら一人前!修行していらっしゃい
と送り出されて結局亡くなるまでのご縁になっちゃいました。
そして、京マチ子先生、亡き津島恵子さんの四方ですね。

かつて山岡にいわれたこと
芝居で食べてゆけるのは一握りの人だけ。
芝居以外の技を身につけて副業を持ちなさい!
それが今ようやく少しずつ実現化しています。時間がかかっちゃいましたけど。。

素晴らしい方々の姿勢に触れ、生き方に触れてきた経験を
少しでも活かせたら嬉しいです。


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