突如レッスンの予定が空いたので、これはチャンス、と、映画「エルヴィス」を観に行きました。先日友人と行く約束してたけれど時節柄キャンセルになったので、行きたいなあ、と思っていました。

 

 

まだ歌い始めの頃、ホテルのラウンジで歌っていると、年配の男性のお客様から、「プレスリーの曲を聴きたい」と言われて。でも、あまりプレスリーに詳しくなく。どうもあのキンキラ衣装に身を包んで、腰を振るパフォーマンスが、いまいち苦手で、、うーん、でした。(トム・ジョーンズも、、)

で、必死に覚えてLove me tenderやUnchained melody とか歌うと、凄く喜んでくださり、チップくれたりして、あれ?人気あるんだなあ、もっと良く知りたい、と、ずっと思っていました。

その後も、プレスリーファンクラブのオフ会とか、連れて行ってもらったり。よくわからないからAway だったり。だから、いい機会でした。

 

確かに、エンタテインメントとしてのセクシーさ、歌のうまさ、声、ルックス、曲と全てが魅力的でした。

ストーリー的にも、トム・ハンクスの悪徳マネージャーぶりの演技も抜群で、翻弄されるスターの哀しみに引き込まれます。

主役のオースティン・バトラー、本物よりカッコいいかも。

 

プレスリーが光輝いていたアメリカの60年代は、好景気ではあったが、人種差別が甚だしく、ケネディ大統領やキング牧師の暗殺もあった激動の時代。

アメリカの闇、スターとしての孤独も描かれていて、アメリカンドリームの光と影を強く感じました。

 

アメリカでスターの座をキープする事の大変さは、マイケル・ジャクソン、プリンスも同じ。オーバードーズによるHeart attackで命を落としてしまうのって、残念。

でも、精神を病むほどのスターって、わからないような、でも、わかるような。。

 

私達のような地味なジャズアーティストでさえ、あーでもないこーでもないとか言われるものねー。

でも印象的なセリフ

「他人からいろんな事を言われるけれど、誰の言うことを聞くか、って?愛する人の意見、そして、自分自身の心だ」

そうだー、その通り。と妙に同感しました。

 

あ、それと、奥さん役のプリシラが着てる服、絶対ハイブランドだ、と思って観ていたら、プラダとミュウミュウだって。一時はアパレル界に行きたかったからすぐにわかりました。ブルーと白のチェックのパンツスーツのフリルの付き方がめちゃくちゃ綺麗なので、見逃さなかったわ。女性の皆さん、衣装も楽しめますよ。

 

余談

こう思うと、女性アーティストって強い、レディガガとか、マドンナとか、強そう、

とか思いながら、空腹だったのでふらっとカツ丼屋に入り、野菜ヒレカツ丼食べたのですが。

めっちゃ美味しかった。ソースではなく秘伝のタレがかかってる。これで味噌汁付きで1000円、て安い。

日比谷の路面店。帰りしなに、「お兄さん、ここ銀座に近いのに、家賃高いだろうに、こんなに美味しくて、夜なのにこんなに安くて、やってけるの?」

「大丈夫っす。4年目に入りました。」

こう言う正直な商売してる人、好感が持てるわ。

でも、大変だろうな、応援したい。

また来るねー、と言って店を後にしました。

なんだかとてもいい休日でした。

さ、また明日から頑張ろ。

 

映画 エルヴィスについてはこちらをご覧ください↓

 


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