Codaはイタリア語だと、曲のエンディングに使われる音楽用語だと思っていましたが、英語での意味は全く意味が違うようで。ろうあ者の家族を持つ聴者の意味らしい。

家族の中で一人だけが聴者である主人公の悩み、苦しみ、葛藤、夢や希望を描いたこの映画、「Codaあいのうた」を、今日、急遽ライブが中止になったので、空いた時間を利用して、さっと観に行ってきました。


ジョニ・ミッチェルのBoth sides now  が、学生時代に周りに好きな人が多く、私的に、ジョニよりリンダ・ロンシュタット好きでしたから、あまりレコード持っていなかったのですが、でも、この曲はいいな、と、当時から思っていました。


ストーリーは、漁師の一家らしくワイルドで明るくて粗野な漁村の家族の中で生きていく高校生ルビーのお話。両親とお兄さんは、結構はちゃめちゃ。こういう家族の中でルビーだけがまとも、ってしんどいだろな。一家の通訳を務めるルビーが歌に目覚めて、葛藤しながらも自我に目覚め、音楽家への夢を目指していく描写が素晴らしかった。


私達ジャズミュージシャンには親しみのある、バークリー音楽大学、という単語は、つい、にやりとしてしまった。

でも、高校の熱血音楽教師が、私的にはこの映画のアカデミー賞。もう、ファンキーで、ぶっ飛んでて、でも、音楽愛があっておしゃれで、愛すべき人間性、というか、ミュージシャンで大好きでした。

最後は、家族っていいなあ、音楽っていいなあと、心があったかくなる愛に溢れた作品でした。

監督のセンスか、一瞬コンサートのシーンで無音になり、健常者では分からなかった無音の世界へ。凄い手腕です。


オーディションのシーンでルビーが歌った、Both sides now,よかったわあ。じーん、ときました。

人生や愛は、両面から見るもの。得るものもあったり失うものがあったり、、いい歌詞だなあ、と。いいことも辛いこともあるのが人生、ですね。

しんどい時はくさらずに、この歌詞を思い出そう。

いつか、歌おかな。




 

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