観てきちゃったー、「Summer of soul」
↓予告編をどうぞ〜
よかった、という意見が多いけれど、どうよかったのか、というのはよくわからなかったので、自分の目で確かめないとな、と。
60年代は、アメリカの文化も政治も経済も、激動の時期だったんだなあ。
この時代のアメリカの音楽にとても魅力を感じて、遡ってジャズを知る結果になった私の中での音楽性は、これらの音楽があってこそなのね。
いろんなことがわかってくる。
例えば、イギリスのシンガー、故エイミー・ワインハウスは、グラディス・ナイト&ピップスのスタイルを真似て、男性コーラスがスーツで踊るスタイルを考えたんかー、とか。グラディスの若い頃のなんと可愛いこと。ボーカルは抜群にうまい。
いつも不機嫌顔で威圧的に歌うニーナ・シモンは、黒人差別を訴えていた。60年代のビリー・ホリディのようで。でも、ステージのニーナは、社会派ながらも、ヘアスタイルも衣装もかっこよくて、声も深くて艶があって素敵で、とても好きになった。以前は、、怖かった、、。
その当時、ステージに出る男性黒人アーティストは、皆パリッとスーツでしたが、スライ&ファミリーストーンは、ヒッピーのような衣装で、女性メンバーや白人のドラマーもいる。人種や性別を超えた画期的なバンドだったんだー。
とか、興味深い。
スティービーワンダーはこの頃から天才的だし、フィフスディメンションの「アクエリアス」なんて、マスクの下で一緒に歌ってしまった。
マリリン・マックーって、凄い美人で、スターオーラが凄い、のに親しみやすくていい感じ。
マヘリア・ジャクソンのゴスペルは凄かった。
白人のウッドストックがあれば、ハーレムでのこのような黒人の音楽フェスもあり、躍動的な時代だったのね。
「アポロ11号が月面着陸?So what!そんな金があったら貧しい俺たちの生活を助けるために税金を投入して欲しい。」って、このコロナ禍、妙に納得したのでした。また、逆の意見でもあるが、アーティストからは「差別や貧困で苦しいからクリエイティブになる。」とも。数万人のフェスを観ながら、人々にとって日々の暮らしの中で、音楽が心の支えだった、というのも感じました。
ジャズを歌うなら、アメリカの歴史も知っておかねば軽々しくなるのではないか、と常に思っています。でも、頭ごなしに知識をふりかざされるのも、ちょっとね。
音楽を楽しみながら歴史の勉強になったのでした。
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