9月4日(火) 晴れ時々雨
来日したマンハッタンジャズオーケストラのメンバーはとっくに
ニューヨークに帰ってしまいましたが、
その時に、オーケストラのメンバーとスタッフで新大久保の
コリアンタウンでのディナーに行った時に撮った写真がでてきました。
実はイギリス生まれ。なんとなく、ヘンリー王子に
似ているような。あ、チャールズの方?
デビット・マシューズさんももちろんですが、やはり、一番フレンドリーなのが、
サックス、フルートを操る名手、クリス・ハンターです。
オーチャードホールのコンサート後の楽屋は、やはり、
「クリちゃんいる~?」と
訪ねてくる人が多いです。
フレンドリーで明るく、笑顔がキュートなクリスには
日本にお友達が沢山いるもよう。
彼の笑顔は本当に癒されます。
私も見習わなければね。
で、声も大きい、表情豊かですから、喜怒哀楽が解りやすい。
スタッフといつもクリスの正直な意見は笑いながら聞いてしまいます。
英語が時々通じなくても、彼の表情で今、どうしたいかがすぐわかる。
だから国籍は違えど、解りにくい日本人よりはよほど安心感があります。
最近は、あの、AORのシンガーソングライター、
マイケル・フランクスとのツアーで来日もしていて、
忙しいとか。
この日はちょうど、MJOが休みの日で、新大久保にあるダグで
早川隆章さんの10ピースバンドのライブがあるので、お誘いしたら、
「ぜひ、行きたい!」と。
まずは、お昼にピックアップに行き、
う~ん、外人さんて、どこにいきたいのかな?
と、おしゃれなクリスのことだから、と、まずはデパートの紳士服売り場、
ポール・スミス、アルマーニの店とかに行きました。
しかし、「NYのほうが、安いし、サイズがある」
、と言って、ぼ~っとして興味を示さず。
で、では、仕事ばかりで観光もできないだろうから、
ライブ会場も近い新大久保へ案内。
「ここが、東京の代表的コリアンタウンですよ~。
韓流は今、大人気で~、」
と、言ってもさっぱり興味示さず。
「ふう~ん」 と、眼差しはどんより。
英語が堪能なマネージャーが合流するまで、どうやって彼を楽しませるか、悩みまくり。
アテンド下手なもので。
でも、ちょうど雨がひどかったので、
「ダグの上は、管楽器のお店だから、ライブの時間まで
楽器でも見ましょうか?」
と、2時間も前でしたが、早めにダグに行くことに。
そうしたら!クリスの目は突然キラキラ輝き、
それからもう、しばらくほっときました。
フルートを見たり、サックスを見たり、しまいには
試奏室に入って、えんえんと楽器を試奏していました。
ほとんど子供状態。
なんだ、最初からここに連れてくればよかったよ。
その後も女性の店員さんに音楽雑誌の譜面のコピーを頼んだり。
水を得た魚さん。
あらら~、すみません、と店員さんに謝るのは私。
こら~、店員さん使いまくって・・・(汗)
本当に音楽が好きなんですね。
爪の先までミュージシャンでした。
その後、ライブで早川さんに紹介したら、
「マリカさん、客席にクリス・ハンターはちょっと緊張するな~」
とおっしゃっていましたが、音楽や楽器の話で交流していました。
クリスは
「日本に来て、こういう風に音楽のライブに来たのは
初めて、凄く刺激された!」と喜んでいました。
その後、ディナーを食べにコリアンタウンに行きましたが、
ある店に入ったとたん、
「ここはきっと、自分の食べたい味とはいまいち違う」
と、店を変え、(わがまま~と思ったのですが、)
2件目に入った店が、めちゃくちゃおいしくてびっくり。
これこれ~、とにっこにっこ顔でした。
ミュージシャンの動物的感覚って、日本人とツアーしている時と同じ。
好き嫌いがはっきりしています。
音楽家はやはり、音楽が好き、美味しいものが好き。
は万国共通でした。
恐れ入りました。ふぅ~。
さて、早川隆章さんとは、今月16日に彼の出身地
金沢で4トロンボ^-ンとピラミッドジャズオーケストラと共に
コンサートやりますよ。
北陸の皆さん、ぜひ。