11月2日(水) 晴れ
先日、日光市文化会館大ホールで地元の日光市で
セミプロとして活躍する、アルバトロススイングジャズオーケストラと
共演しました。
早川隆章(tb)さんとTスライディングスからお声をかけて頂き、
プロとセミプロとの共演は、とても楽しいコンサートでした。
なにせ、ビッグバンドと4トロンボーンセクションとのコラボですから、
ゴージャズこの上ない~。
音が分厚い~のです。
ふっかふっかの厚いクッションに座っているみたいな贅沢なサウンド。
歌っていても気分いいです~。
一番若いかたは女子中学生、最年長は・・計り知れないのですが、
女医さんの卵だったり、お仕事持っていらっしゃったり、リタイアされている方も。
老若男女が一緒にビッグバンドで音を出す、ってなんと素敵なんでしょう。
レディースはホーンセクション。かっこいい!
そして可愛いし、性格も最高にいいのよ。
だじゃれがヒットしたり、そうでもなかったり。
笑い声が絶えなくて。
何だか、ほんとうに身分年齢性別関係なく、音楽でこんなに
皆さんが仲良くなれるの、うらやましいです。
笑い声がず~っと響いていて、私も疲れを忘れて笑いっぱなし。
リーダーシップ抜群のバンドマスター。歌も歌ってくれました。いい声!
練習に参加せよ!と厳しいお声が団員に響いてました。
歌手冥利につきます。
早川さんが打ち上げで心にしみるお言葉をくれました。
「自分の周りや生徒で、病気になったり、検査でよくない結果の
人が何人かいる。
そんな時は、音楽を聴いたり、楽器を弾いたりして、と
言います。ふさぎこんでいるよりは音楽に触れていたほうが
元気になるんですよ。
実際悪い細胞がぐっと少なくなった人もいる。好きな事を続けると免疫力がアップするんです。
だから、皆さん、音楽を止めないでほしい」
と。皆さん真剣なまなざしで聞いていました。
私も、じ~~ん。。
私自身も仕事で辛い時、もう、辞めたい!
そのほうが楽になるから~~、と思う時があります。
「早川さん、精神的に辛い時は、どうすればいいですか?
音楽は続けて行けるのか、とてつもなく不安になる時がありますし、仕事の人間関係で上手くいかない時、
落ち込んで自信がなくなったり。」
と聞いたら、
「今は時代が厳しいからね。震災もあったし、
音楽で食べていくのは大変。
そうかと言って、だれも助けてはくれないよ。
昔のようないい時代はもう来ないと思って。
辛い時は・・・う~ん、そうだな、
練習しなさい !! 」
なるほど、練習していれば、少し痛みが和らぐ、、
少しでも上手くなる自分を夢みて、、ね。
それは言えるかも。
「そして、仲間を作ることだ」とも
私は、「でも、シンガーはミュージシャンとも違うでしょ。
いつも一人で闘っているんですよ。」と言うと、
「僕は、歌判とか、シンガーのバックで演奏している、
とは思わないよ。
一緒に音楽を演奏していて、楽器が違うだけ、と思っているよ」
なるほど、そういうミュージシャンを自分が選んでいくべきですね。
技術が上手いだけでも、ネームバリューがあるだけでも
なく、心を分かち合える、音楽への感性や情熱も同じ方向を
向いている人ですね。
これからは、精神世界も分かち合える人でないとだめかも。
公私ともに。
友達も、多ければいいってもんじゃない。
一緒にいて安らげる人でないと、長続きしません。
私、友達には思いっきりかっこ悪いところ見せてます。
そうでないと、クロースな人間関係は作れません。
う~ん、感慨深い一夜でした。
早川さん、沢山の人に人気があるわけだ。人間のできている人は言葉に重みがあり、決して人を傷つけない。それどころか、人間らしい温かみを感じます。
皆さん、意外かもしれませんが、
こんなことをいろいろと深く考えている音楽家もいるんですよ。
ぜひ皆さんも、音楽に触れに来てほしい。
出かけるのっておっくうかもしれませんが、
日々私達は皆さんに楽しんでもらおう、と努力しています。
生きて行くことって、本当にヘビーですよね。
私は少なくとも音楽に出会えて幸せでした。
そして、皆さんには私達の発信する音楽で元気のない時、
少しでも元気になってもらいたいな。と思っています。
私も最近、ライブが少ないのがちょっと寂しいですが、
6日の日曜日は、1年ぶりに岡崎ジャズフェスティバルで歌います。
岡崎と東京の混合のバンドでコラボします。
名古屋、東海地区の皆さん、今年もお会いできますこと
楽しみにしていますよ。
遠くからメールを続々頂き、今から行くのが楽しみです。
音楽で心と体の免疫力アップでっす。