9月10日(木)曇り
先週の金曜日、そう、NHK出演後の夜、
銀座スイングにて、ライブがありました。
メンバーは大隈寿男トリオに太田剣(Sax)という、
素晴らしいメンバー。
が、ライブの2セット目に、なんと、ニューヨークから来日中の
MJQ(マンハッタン・ジャズ・クインテット)のベーシスト、
チャーネット・モフェット、そして、フランスは
パリから来日中のトーマス・エンコ(P)トリオのメンバーが
遊びに来て、セッションに加わってくれました。
大セッション後のワンショット。全員汗だく。
左から大隈さん、トーマストリオのベーシスト、チャーネット、
生沼さん(B),私、トーマス、太田剣さん、ニコラス(D)
ミュージシャンはもちろん、満員のお客様も大喜び。
時間をオーバーして、盛り上がりました。
日米仏のインターナショナルな一夜に、
客席からも大歓声が上がりました。
実は、MJQもトーマスも東京ジャズに出演するのですが、
当事務所が他のツアーブッキングをした為、
この日は、私が歌っていることを、スタッフから聞き、
駆けつけてくれたのです。嬉しいなあ。
私も、こんな素敵なセッション場面になるとは、
思いもよらず、本当にジャズを歌っていて、
よかったなあ、と思う瞬間でした。
チャーネットはファンキーで、
「ベースとボーカルの4バースをやろう!」と
弾きながら突然言うので、もう、臨機応変な
対応を迫られ、困惑しましたが、スキャットと
ベースのアドリブの掛け合いは、スリリングでした。
勉強になりました~。
(これ、できないとね、ジャズボーカリストとは
誰も言ってくれませんから。でも曲によって、できない時も
あるのですが。この日は「Summer time」だったので、
ん、まあ、なんとかクリア)
本当にチャーネットが加わると、音楽が
ファンキーになります。ニューヨークナイズされた
サウンドにみんな、笑顔で乗っていました。
そして、トーマスのピアノで、「My romance」を
歌って、今度は繊細で美しいロマンチックな場面を
表現したり。
音楽って、本当にいいな、と思う瞬間でした。
最後は日本人メンバーもブルースに加わり、
大団円。もう、汗だくでした。
しかし、なかなかチェイサーのブルースが
終らず、私もハイヒールを履いていた足が
痛み始め、朝7時起きでしたから、
さすがにばててきて。。
それでも続くので、最後は日本語で
アドリブのブルースを歌って、無理やり終了~。
テーマが入るとあっさりと終るところが、
ジャズミュージシャンの礼儀正しいところでも
あるんですね。関心。
でも、そんな私は、「私はヤキトリスキデ~ッス!」という
実はふざけた歌詞だったんですわ。
なんか、かっこいいこと歌っていると思われたのか、
真剣に弾いてくれていた外国の皆様。すまんね。
だって、もう、最後は裸足で歌っていたんですからああ。
お店のスタッフも帰れないし。
でも、楽しかった。また、遊びに来てほしいなあ。
ジャズは、老若男女、国籍を問わない、素晴らしい音楽、
を実感した夜でした。
お客様達の、歓声と笑顔が印象的な一夜でした。
この時のお客様たち、ラッキーだった~、と
言いながら帰ってくださいました。
私もラッキーでしたよ。
いい音楽は人を幸せにしますね。
エネルギーをもらったので、13日の福島サンパレス、
MJQとがんばって歌ってきま~す。